【怖い話 実話 心霊・怪談】知らないうちに異世界体験 短編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 実話 心霊・怪談】知らないうちに異世界体験 短編

中1の時の話。

夏休みに学校の掃除とかさせられる当番があって、

運悪く自分の班が当たったんだ。

班のメンバーは自分入れて6人。

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班長と取り巻き2人、割と中立なのが2人。
当時この班長たちは出身小学校が違うって理由で自分をいじめてた。

当番の集合時間になったんだが、班長と取り巻き一人が来ない。
ちょっと待ったけど、しびれを切らした教頭が「先に行くか」って、通用口のところまで自分たちを引率していった。

通用口を出ると道路を挟んで学校の畑があるんだけど、ここの草取りをさせたかったらしい。
先に来てた先輩っぽい人たちと引率の先生らしき人が作業していて、「一人手伝いを貸してくれ」みたいなことを教頭に交渉してきた。
班長の顔見るのも嫌だった自分はそれに志願して草取り作業。
残り三人は教頭に連れられて校舎に戻っていったのを見送った。

草取りグループの引率の先生は、五分もしないうちにどっか行った。
先輩たちは二人か三人いたんだけど、先輩に何か伝えて自分は放置されてる感じだった。
その先輩たちはほとんどサボってて、しゃがみながらおしゃべりしてるだけ。
後輩一人が黙々働く・・・。

でもどうせすぐ戻ってくると思って気にしてなかったし、終了時間になれば班の方に帰ればいいと思ってた。

畑からは校舎の壁の時計が見えるんで、気にしながら草取りしてたんだけど、その辺で「なんか時間の進みおかしくね?」ってなることが少しあった。

極端に早かったり遅かったりするような感じで、草数本引っこ抜いただけで三十分くらい経ってたとか、逆に一列終わったのに五分もしてなかったりとか、変だなと思いながら草取り続行。
異変を感じてからは、時計を気にせず作業に集中するようになった。

しばらく没頭していたせいか急に周りが静かなことに気づいて、顔を上げると先輩たちがいない。
流石に一声掛けてくれてもよかったんじゃないか、と憤慨しつつ作業に戻ろうとする。
ついでだったんで時計を見たら、終了時間過ぎててびっくり。
まあ二、三分くらいだったんで大して気にせずに、抜いた草の後始末をしようとした。

すると突然、「こんなところで何してるんだ!」って男の声がした。
自分はてっきり、時間に遅れたのを教頭か先生かに咎められてると思ったんで、「すいません、すぐ戻ります」って返事して、後片付け放置で校舎に戻ろうとした。
おかしなことに通用口が鍵かかってて使えなかったんで、十数メートル迂回して裏門から中に入っていった。

職員室の前では、教頭と班の生徒(遅刻二人含む)が待ってた。
「遅れてすいません」って謝りながら走ってきたんだけど、なんか様子がおかしい。
班の面子がイライラしてるというか、困惑してる感じ。
結論から言うと、自分は今まで当番に来ていなかったらしい。

班長と取り巻き二人が畑の草取り、中立二人は校内の掃除をしていたのだとか。
慌てて畑にいた事と先輩たちの事を訴えるが、誰も信じてくれない。
自分も時計を見ていたから確かにずっと畑にいたんだけど、班長たちは畑に三人でいたと証言・・・。

更に、自分が戻ってきた時点で終了時間は二十分以上経っていたとか、その日の当番は自分たちの班だけとか、通用口は締めっぱなしだったとか、教頭どころか誰も自分を呼びに来ていないとか、
変なことばかりで流石に自分の方がおかしいんじゃないかと思い始めて、結局遅刻したことで謝っておいた。

でも異常事態だなってことは伝わったらしく、いじめのネタにするつもりだったのか笑っていた班長が最後真顔になってたのは覚えている。

帰るときに畑を覗きに行ったら、自分が放り出したままの雑草が散らばってたんで、異世界に行ってたのは多分班長たちの方なんじゃないかな。
でも当番に来たこと自体無かったことになってるのなら、自分や教頭たちも影響受けてるんだろうな。


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とても怖くて怖くて一人暮らしの私には読めません(笑)

2017-12-19 20:55 from 癒乃さくら

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