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【怖い話 実話 最も怖い話】そう。運命だからね 短編

その日は仕事で遅くなり、終電に乗って

家へ帰るはめになった。

駅に着き、改札を出て家へ

向かって歩き始めると、

IMG_1841.jpg


駅前広場の片隅に何人か集まっていた。
良く見てみると、集まっている中心には、『易』と書かれた紙の下がっている小学校で使うような机と椅子におばあさんが腰掛けている。

『こんな地方の寂れた駅に占いかあ・・・はじめて見たよ。それにしても客が来てるなんてもしかして良く当たるのかな?』

そんな事を思い、ちょっと興味が出てきて寄ってみることにした。

集まっているのはサラリーマン風の人と学生っぽい人の二人だ。
机の上にロウソクが一本立っていて、今占われているのは40歳位の綺麗な女の人だった。

とりあえず、まわりの人たちに話し掛けてみた。

私:「ここって良く当たるんですか?この駅毎日使ってるのですが、占いなんてはじめてみましたよ」


サラリーマン:「・・・。」
学生:「・・・。」

誰も返事をしない。
学生の方は私も知っている地元のS高校の学生服を着ていた。

『なんだよ、!感じ悪いな!!』

ちょっとムッとしたがおとなしく待つ事にした。
20分程待っただろうか。
まだ最初の女の人も終わらない。

「長いなあ。なに話してるんだ?」

別に遮るものも無いので傍に行って聞き耳を立ててみた。

女の人:「それは避けられないのでしょうか」
占い師:「そう。運命だからね」
女の人:「それは避けられないのでしょうか」
占い師:「そう。運命だからね」

低く小さな声で同じ言葉を繰り返していた。

『何か変だぞ・・・』

気味が悪くなってもういいから帰ろうと振りかえると、今の今まで一緒に待っていたサラリーマンも学生も誰もいない。

えっ!と思う間もなく駅の明かりが消えて暗くなり、辺りは街灯の明かりのみとなってしまった。

『うそっ』、占い師の方を見るとおばあさんも女の人も消えていて、机も椅子もなにも無い。
私は少しでも早くその場を離れようと必死に走って帰った。

それからしばらくして、駅の近くの踏み切りに軽自動車が突っ込み、夫婦と子供の3人が亡くなったと新聞の地方版に載った。

小さな記事で名前と大まかな住所ぐらいしか掲載されてなかったが、子供の学校はS高校だった。


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