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【怖い話 実話 一番怖い話】モデルハウスの案内をしていた時の話 短編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 実話 一番怖い話】モデルハウスの案内をしていた時の話 短編

モデルハウスの案内をしていた時の話

こう話すと、

ずいぶんいい所に勤めてるんだな

とか言われるがそうではない

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新興地のモデルハウスを
車で見て回るような場合は本社社員だろうが
休養地を利用して
いくつものモデルハウスを立てている場合
案内に当たるのは請け負い事業の社員だ

その日俺はいつものように
事務所の前で客を待っていた

当然だが客は若い夫婦であることが多い

この日の客もそうだったが、
意外なことに幼稚園か小学校に上がるくらいの子供をつれていた。

出来婚なのかな等と思いつつも、
俺は挨拶して案内を始めた

仲のいい夫婦で、
部屋を案内するたびに
顔を寄せ合って話していた

始終そんな雰囲気だったので
俺も邪魔しまいと、
説明以外は口を挟まないで案内を続けていた

子供はといえば、
この自分の子供の一般的な行動を思い浮かべてもらえばいい

落ち着きのなく始終動き回っていた

放任主義なのか、
夫婦は子供に何も言わなかったし
俺も、特に害のある行動ではなかったので
見てみぬ振りだった

6軒あるハウスの
最後の棟の寝室を回っているときだった

夫婦に部屋の売込みをして目を落とすと、
子供が展示用のおもちゃを手にしていた

リビングの展示物なのだが
持ってきてしまったのだろう

俺が見ているのに気が付いたらしく、
おもちゃを返してくれた

放任しているように見えていたのだが、
しつけはちゃんとしているようだ

ありがとうと受け取って、案内に戻る時
かわいいお子さんですね。

と口から出てしまった

夫婦はいきなりそんなことを言われて驚いたようだが
ええ、初めての子なんです。と返してくれた

その時は、案内でしか話さなかった者から
いきなり話しかけられて驚いていたのだと思っていた

案内も終わって、
彼らをバス乗り場まで送っている時だった

夫婦が礼を言いつつ
こんな事を訊ねて来た

今4ヶ月なんですけど、
よくわかりましたね。

と……


後日談

説明してた時、
これは買い客だなと感触を受けていたんだが
購入を決めてくれたようで、本部から話を聞いた

夫婦は俺のことを覚えていてくれたようで、
礼の手紙を出すことになった

「初めての子」を無事出産したようで
その祝いもこめて手紙を出した

思えばあの子は
座敷わらしのようなモノだったのだろう

今でも彼らに憑いてるのかは知らないが、
悪い物ではないのだろう思っている


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