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【怖い話 実話 心霊・怪談】長い髪の毛が無数に手に絡みついていた。短編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 実話 心霊・怪談】長い髪の毛が無数に手に絡みついていた。短編

古い話になる。

20年程前に調布にあるビジネスホテルに泊まった時だが、

風呂上がりビールを飲み過ぎて催してきた為にトイレに入って、

「それ」は起きた。

IMG_2654.jpg


用を済ませ(これは運が良かった)、
流し終わったその瞬間に灯りが消えた。

完全な暗闇、焦ってドアを開けようと
5歩程歩いた時にパニックになった。

トイレは1×2メートルの広さ。

5歩、そんなにある訳がない。

全力で走ったと思う。

5,6秒走った時に手に何か感じたが気にせず走り、
多分時間にして10秒位だろうか、
いきなり壁(?)にぶつかり部屋の中に
飛び出して洗面所前の壁に激突した。

そのまま振り返りもせずに部屋を飛び出し、
エレベーターホールでホテルの従業員と激突し気を失った
(これは後でホテル側から聞いた。私の記憶には無い)。

気が付くと青ざめたホテルマンが
必死に私の名を呼んでいる所だった。

フラフラしながら上体を起こして事情を説明すると、
はっきり顔色が変わったのが判った。

一体何だ?との気持ちが強かったが、
自分が酔っていたのも事実だし、ホテルマンも

「気のせいでは御座いませんか?」

との事。

しかし全力で走った為なのか脚はガクガクいうし、
ホテルマンの顔色も尋常では無い。

ふと、彼の視線が私の手元に集中しているのに気が付いた。

私も自分の手に目を向け、そして凍りついた。

30センチ以上はあろうかという
長い髪の毛が無数に手に絡みついていた。

ホテルマンに荷物を取ってきて貰い、
早々にホテルを引き払った。

あの部屋には二度と近づきたくなかったし、
ホテルに居る事自体が耐えられなかった。

ホテルに問い質す気持ちにもなれない程にそこを出たかった。

ホテル側でも何の説明もせず、
キャンセル料も取らず仕舞いだった。
詳しく聞き直す事も無かった様に思う。

私以外にも何かあったのかもしれないな、と思う。

未だにトイレのドアを閉める事に躊躇を覚える。
随分と昔の事になってしまったが、
それきり調布には近づいてさえいない。

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