FC2ブログ

【怖い話 実話 最も怖い話】「俺じゃないんです、違うんです」短編 - 超怖い話 実話

ピックアップ!

【怖い話 実話 最も怖い話】「俺じゃないんです、違うんです」短編

俺の友達がちょっとした成金の息子でさ、

要するにボンボンだな。

こちとら免許取るのにも必死で働いたってのに、

18でポルシェとか乗ってたのよ。

IMG_1500.jpg


でさ。そのボンボンの家が、
とある場所に別荘を持ってるのさ。

彼女と同棲してた俺は、
そのボンボンに頼んでその別荘貸してもらったんだわ。

同棲して半年経って、刺激も薄れてきてたし、
ちょうどいいかと思ってね。

ボンボンはやめといた方がいい、とか言ってたけど、
行ってみたら結構綺麗な別荘でさ。

俺の家より豪華なのがちょっと癪に障ったけど、
まぁ二人で喜んださ。

ちょうど付き合って1年で、
記念旅行みたいな2泊3日。

俺も彼女も楽しみにしてたのさ。

別荘の周りは自然も多くて、
空気も綺麗だし、凄く安らいだ。

深夜に出発して、旅の疲れも吹っ飛ぶ、
ってまさにこの事だと思ったよ。

彼女の作ってくれたメシも
いつもより遥かにうまかったし。

で、楽しかったのはここまで。

後は悪夢。

到着した日はさ、やっぱ俺も運転で疲れてて、
彼女も長旅で疲れててさ。

早めに寝ようか、
ってことで早めに布団に入ったんだ。

んで2時くらいにふと目が覚めたのよ。

普段一度寝たら朝まで起きない俺が…
珍しいなと思って彼女見てみた。

そしたらさ。

いやこれが普通に寝てるんだわ。

ん~、何で俺起きたんだろう?って思ったんだけど、
そのまま寝る事にしたのね。

で、目閉じたら

「ご…な…い」

って聞こえてさ。

最初は彼女の寝言だと思って放っておいたんだけど、
段々ハッキリ聞こえてきてさ。

「ご…なさい」

「ごめ…なさい」

「ごめんなさい」

ってね。

こいつ、何謝ってんだ?
浮気でもしてんのか?
と思って目開けてみたんだ。

そしたらさ。

別に彼女何も言ってないんだわ。

で、俺も霊感とかある人間じゃないからさ、
有害無害とか分からなくてさ。

とりあえず謝るくらいの霊なら放っておいても平気だろ、
と思ってもう一回目を閉じたら

「助けて!!!」

ってすげぇ声が聞こえたのよ。

俺驚いて飛び起きてさ、彼女も飛び起きて。

「○○(俺の名前)、今の、聞こえた?」

で、俺はその前の「ごめんなさい」から聞いてるから、
心臓バックバクで、とりあえず頷いたの。

何か薄気味悪くなって、その日は結局朝まで起きてた。

で、異変に気付いたのはその朝だよ。

大広間みたいな、応接室?に飾ってある絵があるんだけどさ。

実は到着した日に彼女とこんなやり取りがあったんだよね。

『素敵な家ね~』

「だな~」

『中も広いし、綺麗だし』

「な?何で来ない方がいいのかわかんねーw」

『あ、見て。家族の写真。××君(ボンボン)の家族かな?』

「おー」

応接間に飾ってあった絵ってのが、家族の絵でさ。

父親、母親、お兄ちゃん?と妹みたいな、
4人で笑ってる写真なんだけどさ。

その時俺ってば、
あいつ妹なんていたっけかな~?
くらいにしか思ってなかったんよ。

話を戻すね。

その写真のさ、
女の子の顔が腫れ上がってんだ、マジに。

俺一気に血の気引いてさ。

「帰ろう、何かやっぱりここ気味が悪い」

って、予定より一日早く帰ってきたのよ。

車の中で彼女がずっと

「あの声のせい?」

とか言ってたけどスルーしてたのね。

写真に気付いてなかったみたいだったから。

で、十分離れたところでその話をしたら、
彼女も青くなってさ。

そっからはもう沈黙。

何時間も無言で運転、彼女も前見たまま。

やっと見慣れた道に戻ってきたあたりで、
お互いにホッとしてさー。

「しかし大変な旅行になっちまったなー」

『そうだねー』

「…」

『…』

「…ごめんなさい」(←無論俺たちの声じゃない)

マジで青くなった。

運転しながら目の前真っ暗になったぜ。

もしかして俺たち、
連れてきちゃった?憑いてきちゃった?とか思ってさ。

もういてもたってもいられなくなって、
速攻そのボンボンに電話したんだ。

そしたらそのボンボンも同じ体験したんだって。

話してくれた。

で、その時も同じように、
家に帰ってきてからも「ごめんなさい」が続いたんだって。

ボンボンもまだ子供だったから、
とにかく自分もごめんなさい、ごめんなさいって言ってたらしい。

で、ある時

「俺じゃないんです、違うんです」

って言ったらそれ以来「ごめんなさい」はなくなったらしい。

一体あの家で何があったのか、
それはボンボンも分からないって。
ボンボンの親父に聞いてみても、
何も知らないって返ってきたんだって。

元々あの別荘は、
その親父の友人から安く譲ってもらったんだそうだよ。

その親父の友人ってのは今は行方不明なんだと。

写真の事も聞いてみたけど、
それはボンボンも覚えてないとさ。

確認したくもないってぶっきらぼうに言われた。

以上、実害はなかったけど、
俺はとてつもなく怖かったってお話。

例の「ごめんなさい」は
ボンボンの言う通りにしたら本当に聞こえなくなった。

もしかしたら誰か探してるのかもしれないな。


関連記事

スポンサードリンク

タグキーワード
コメント
非公開コメント

トラックバック
Copyright © 超怖い話 実話 All Rights Reserved.
当サイトのテキストや画像等すべての転載転用・商用販売を固く禁じます