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【怖い話 実話 洒落にならない怖い話】「ひょっとしてその子がばあちゃんを連れて行こうとして・・・」短編

私の祖父母は男の子がほしかったらしく、

三人子供をもうけたのですが全員が女の子でした。

ちなみにうちの母は次女です。

末の女の子(つまり私の叔母)は双子で、

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片割れは男の子だったんだそうです。

しかしその子は生まれてすぐに死んでしまいました。

というより、死産に近かったのだそうです。

祖父母は、叔母が小さい頃にはそのことを黙っていたそうです。

何かショックを受けるかもしれない、ということで。
叔母はやがて立派なヤンキー(笑)に成長し、
今だったら大したショックも無いだろうと打ち明けたそうです。

すると叔母は急に黙りこくってしまったのだそうです。

やっぱりショックがあったんだと思った祖父母が励まそうとすると、
叔母はポツリポツリと話し始めたのだそうです。

叔母がヤンキーになってからというもの、
眠っていると枕元に小さい男の子が立つことがたびたびあり、
しかもその子は

「お姉ちゃん煙草の吸いすぎはよくないよ」

等、叔母の身を案じるような発言をすると。
自分に弟がいるとは思っていなかった叔母は、
ずっと何なんだろうと思っていたのだそうです。

話し終えた叔母は号泣して、
それから夜遊びなどは控えるようになったそうです。

その後も何かあると、
叔母の弟は現れるのだそうです。

数年前に叔母が二人目の子供を妊娠した際、
高齢出産になるからと少々不安になっていた叔母に

「大丈夫だよ」

と言葉をかけてくれ、
無事に女の子が生まれました。

そして先日、
長い間患っていた祖母が亡くなりました。

葬式が終わって家に帰り、
眠った叔母の枕元に、やはり弟が来て、

「お母さん来たよ、
今までありがとうって言ってるよ」

と言い、にっこり笑ったそうです。

朝起きて、涙が止まらなかったと叔母は語っていました。

私は

「ひょっとしてその子がばあちゃんを連れて行こうとして・・・」

という穿った考え方をしたのですが、
叔母はそんなことは絶対にないと強く言いました。

双子ならではの話だと思います。



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