【怖い話 実話 一番怖い話】『さびしい、いない、さびしい、いない』 長編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 実話 一番怖い話】『さびしい、いない、さびしい、いない』 長編

当時色々親と揉めて

一人暮らしをすることになった。

とにかく金がないので家賃が月2万3千で1DK、

トイレバス付きってところをうまく見つけたので

IMG_1859.jpg


そこにもぐりこむように生活を始めた。

自分にはIとKっていう友人がいて、
よく三人で遊んでた。

引越しのときもその二人に付き合ってもらったんだけど、
Iのほうがなんか気乗りしないというか妙にピリピリしてる。

「手伝ってもらってマジで悪い、あとでなんか奢るからさ」

というと

「いや、そういうことじゃないんだ。気にしないでよ。」

と返すばかり。

部屋の掃除とかいつもやってもらってるIは、
こういうことで怒るような性格ではないと分かっていたので
最初は何か向こうのほうでトラブルでもあったのかな?
程度にしか考えてなかった。

で引越し作業も終わって、
深夜料金覚悟で3人でファミレスに行ったとき、

「本当はこういうこと言いたくないんだけな」

っていきなりIが語り始めた

「おまえらさ、あの部屋で何か感じたりとか、何かみたりしなかった」

「は?」

「いや、別に。」

もう寝耳に水というか、

最初は悪い冗談かと思った。

その時の自分は幽霊否定派だったし。

「あそこでさ、見たんだよ。手。バスのところから伸びてる手」

「オイ、マジそういう冗談笑えないって」

ぶっちゃけ半ば切れて怒り半分でそういうと。

「いや、ごめん。そういう意味じゃないんだ。
Dには悪いと思うけどさ、あとでなんかあったとき後悔したくないから
一応注意ってことで、何もないなら別にいいんだ。」

自分としても気味は悪いが、
これ以上話して空気が悪くなるのは嫌だったし、
そこで打切ってさっさと忘れようと努めた。

でファミレスで解散して戻ったのはいいんだけど、
どうにもさっきの言葉が頭から離れなくてこまる。

仕方が無いのでPCの電源をつけて、
メッセ始めたんだけどそこからだった。

どういうことか漢字に変換できなくなる。

IMEの故障かと弄ってみたけど変化なし。

引越しの作業でどっか悪くなったのかと思うと、
Iに学校が終わったらPC見てくれ。とメールして
その日は寝る事にした
(IはPCが得意で、自分のPCのメンテとかも勝手にやってもらってる)

その日の夜はそれで問題なく終わった。

翌日、Iが来てPCをつけてみると、
何の問題もなく変換できる

「別に問題なさそうだけど?」

「えー、いや昨日はマジでつかなかったんだけど。」

「まぁ、治ったから別にいいじゃん」

その後は適当にゲームの話してIは帰って行った。

途中まで見送りにいって、家に帰ると、
不思議な光景が待っていた。

何故かテーブルの上に
ノートサイズの真っ白い紙とボールペンが
ちょこんと置いてある。

確かにボールペンは自分のものだけど、
紙に関しては記憶に無いし、
そもそもこの家に来てからペンを握った試しが無い。

IはずっとPCの前にいたのでこんなことするはずないし、
と思うとなんだか背筋が寒くなってきた。

気味が悪かったので紙をゴミ箱にいれて、
ボールペンも机の引き出しにいれ、
布団を頭から被るようにして寝た。

それからなんだけど、
毎日のようにバイト先から帰ってくると、
机の上に紙とボールペンが置いてある。

本当にただただそれだけなんだけど、
日に日にストレスが溜まってしようがなかったので、
休日におりをみてKとIに相談した。

Kはただのビビリなので
ただ驚くだけだったんだけど、
Iのほうは話が終わるとすぐに

「分かった。明日休みだから
お前の部屋をウェブカメラで監視してやるよ。
もしストーカーとか泥棒の類だったらすぐにおまえに電話するから」

なんでもネット経由でテレビ電話のように監視ができるらしく、
3000円もあれば十分だというのでそのまま家電屋に直行。

その日はIやKも泊まっていった。

そこには確かに自分の部屋が写っていた。

そして冗談でもなんでもなく、
自分の部屋にいた女の姿も・・・

いわゆるブ女。

見れたもんじゃない体型に、
ビチビチのジーパンとTシャツ。

そして、何故かぼやけて良く見えない顔。

Iが無言で次々と画像を送っていく。

廊下から出てきたそれが、
自分の部屋をぐるぐると、
何かを探すように回り、
そして引き出しからボールペンを取り出して置いたあと、
満足そうにさっていく様子が。

「分かったろ?まじでいたんだよ。
とにかくおまえはもう家に帰るな。
今までは平気だったけど、
これからも何もないって保証はどこにもないぞ?」

恐怖で泣いたのはこれが生まれて始めてだった。

体がガクガク震えて、顔が熱くて溜まらない。

失禁寸前のところでIに支えながら
トイレに連れて行ってもらい、
そこで喚き散らした。

一暴れして落ち着くと、Iはこういった。

「まぁ、あれだよ。こういうのはマレにいるんだ。
そういうことにしとけ。
これはこの家から出てくることはないはずだから、
おまえはもう家に戻るな。
で新しい家を探せ。
その間くらいはこっちで面倒みれる。
新しい家見つかったら、
俺とKで引越し作業するから。それでいいだろ?」

翌日のバイトは休みをとって、
自分は不動産屋を駆け巡った。

もう怖くてしょうがなく、
一秒でも早くあの家から縁を切りたかった。

幸いにも午前中には契約が取れて、
午後には向こうの家の解約手続きに踏み切ることができた。

何か問題でもあったのか?とやたらとしつこく聞かれた辺り、
こういうことは始めてだったのかもしれない。

とにかく今よりいい条件の家を紹介されたから、
先着だから時間がなくて思わずそっちに申し込んだ。

といって何とか切り抜け、
2日後には引っ越すことができた。

その間何の問題もなく、
突然引越しの手伝い(しかも当の本人が不在)で
一日をフイにしたKも多少モンクはいいつつも
特に問い詰められることはなく、
無事にあの家から離れることができた。

新しい家に変わってから、
しばらくはビクビク怯えていたけど、
何事も1週間も過ぎるとようやく調子を取り戻してきた。

それから少し経って、
再びファミレスで集まることになり、
Kにようやく今まで起こったことを説明した。

Kは学校で怖い話(SFC)を
本当にあった話だと信じてしまうような人間なので、
むしろ

「それヤバクね?」
「次は俺らがのろわれるんじゃねーの?」

とかいちいちこちらを不安にさせるようなことをいう。

そんなときにIが一枚の紙をテーブルの上に置いた。

「この紙、なんだかKは分かるよな?」

「ああ、引越しのとき机の上においてあった奴でしょ?」

「これさ、真っ白い紙に見えるけど
よくみると文字が書いてあるんだよ」

Iはもう一枚似たような紙を取り出すと、
さっきの紙の上に重ねて、
バッグから取り出した鉛筆でガリガリ擦り始めた。

そうして出来上がったものは

『さびしい、いたい、さびしい、いたい』

そんしばらく続いてたが単語がノートの半分を過ぎたあたりで

『さびしい、いない、さびしい、いない』

に変わり、最後のほうになると

『しね、しぬ、しね、しぬ、しね、しぬ』

見ていて頭が痛くなるような文に変わっていた

最初のほうは薄くて全部は読めないものも多かったが、
最後のころにはしっかりと文字が浮かび上がっていた。

「一応調べてみたんだけどさ、
あのアパートで死んだとか自殺した。
って奴は新聞とかネットではいなかったよ。
あいつが何だったのか?って聞かれると困るけど、
多分Dと馬が合ったっていうのかな?
多分そんな感じだと思う。
事故みたいなもんなんだよ。きっと。」

それから誰が言ったわけでもなく、
三人ともその話を止めてカラオケに行き、
3人でまた一晩泊まって終わった。

あれから今まで、何の問題もおきてない。


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