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【怖い話 実話 最も怖い話】所謂、ぼっとん便所が曾祖母の家にはあった 短編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 実話 最も怖い話】所謂、ぼっとん便所が曾祖母の家にはあった 短編

俺が忘れられない曾祖母の家

所謂、ぼっとん便所が曾祖母の家にはあった

俺が行った時にはすでに使用しなくなっていて

新しく簡易水洗の便所が別に出来ていた。

IMG_1921.jpg


その家には祖母から相続した叔父が住んでいた

ある日、私は曾祖母の家に法事で初めて訪れた

俺は当時9歳

長いお経に俺は耐える事ができず便所へ行った

ぼっとん便所へ

簡素な木製の引き戸を開けて中に入ると
ゴーッっと妙な音がボットンから聞こえる

恐る恐る覗き込むと引き込まれそうな暗闇

その暗闇へと空気が流れ込むようなゴーッという音

俺は何かに魅せられたようにじっと穴の中を眺めてた

時間がどの位経ったか分からない

後ろから俺を呼ぶ叔父さんの声が、
俺を探しに来たようだ。

便所から出ると洗面台があり鏡があった。

鏡を見てハッとした

俺が開けた引き戸の隙間から
人の手が伸びて家の柱を掴んでた

その手は黒く煤けていた。

しばらく動けなくてじっとしてると
お経をあげ終えて帰路に着きかけた

お坊さんが履きかけの草履を脱いで
俺のところへやってきて
剃刀の様なもので空を切った

そして一言、

「使われないのでしたら埋めたがいいですね。」

と叔父さんに言った

お坊さんは軽く私の頭を撫で
指で何かなぞってから帰られた。

今でもあれが何だったのか分からない。


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