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【怖い話 実話 恐怖体験談】まだ小学校に宿直制度があった時の話。短編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 実話 恐怖体験談】まだ小学校に宿直制度があった時の話。短編

まだ小学校に宿直制度があった時の話。

ある小学校に田中という

とても真面目な教師が赴任してきた。

彼は教頭から色々と学校について説明を受けたが、

IMG_1850.jpg


どうしても納得がいかない点が一つあった。

それは、

『宿直の際に理科準備室は見回らなくて良い』

ということだ。

彼は本当に真面目な人物だったので、
そんなことは納得がいかなかった。

そうこうしている内に、
彼の宿直の番が回ってきた。

彼は木刀と懐中電灯を持って校舎を見回っていたが、
特に怪しいところはなかった。

そして─彼は例の教室の前に立った。

学校が建てられた当時から
まったく改装されていないその部屋は、
外側から覗くだけでも不気味な様相をかもしだしていた。

『いや、学校の為だ。ここに不貞の輩が潜んでいるかもしれん』

田中は思い切って理科準備室の扉を開けた。

古くなったホルマリンの匂いが鼻をつく。

中にはアルマジロや、タカの剥製、人体模型などが並べられており、
天井から白熱灯が吊るされていた。

辺りを見回したが、誰かが潜んでいるようすもない。

『よし、これで他の先生も安心して見回りが出来─』

その時、彼の耳元で声がした。


オ ク レ─


次の日、いつまでたっても出勤しない田中先生を心配して、
教頭が学校中を探し回った。

教頭は理科準備室の扉が少しあいているのを見つけて、中に入った。

そこには、変わり果てた田中先生の姿があった。

彼は内臓を全て失っていた。

教頭はため息をついて、辺りを見回した。

そこには折れた木刀と、
明らかに配置のおかしい剥製たちが
ガラスの眼を光らせていた。

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