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【超怖い話 実話】私は、原付で夜道を走っていた。 短編 - 超怖い話 実話

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【超怖い話 実話】私は、原付で夜道を走っていた。 短編

学生の頃の話。

私は、原付で夜道を走っていた。

田舎なので外灯は少なく、

両脇は田んぼなので真っ暗。

IMG_2055.jpg


ふと、道の端にある大きめのゴミ袋の様なものが、
ヘッドライトに照らされた。

気になったが、そのまま素通りした。

すると、丁度横を通り過ぎようとした瞬間、
ゴミ袋だと思っていたものが立ち、
私を追いかけて来た。

黒い着物を着た人間の様だったが、
頭だけが赤黒く目鼻口は見当たらない。

そいつは、かなり足が速く、
距離を保って逃げるのが精一杯だった。

逃げている内に、
追って来るそいつの頭が
ドンドン膨らんでいるのに気付く。

前方に民家が見え始めた頃には、
膨らみ過ぎて原付のミラーにも映り切らない。

一瞬後ろを振り向くと、
そいつの頭は私をスッポリ覆うほどに巨大化していた。

それでも速度は衰えず、普通に走って来る。

私が田んぼの道を抜けると、
そいつはピタリと追うのを止めた。

振り向くと、忽然と消えている。

帰宅した私は、この話を曽祖母にだけ話した。

「そりゃ、お前の影だよ。
お前に取って代わるつもりだったんだな。」

曾祖母にまじないを教わってから、
もう「影」には会っていない。

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