FC2ブログ

【怖い話 実話 洒落にならない怖い話】俺の友人のSが体験した話です。 短編 - 超怖い話 実話

ピックアップ!

【怖い話 実話 洒落にならない怖い話】俺の友人のSが体験した話です。 短編

俺の友人のSが体験した話です。

Sは昔から大の鉄道好きで、

高校で知り合った頃から、

将来は電車の運転手になるのだと言っていました。

IMG_1965.jpg


高校卒業後は、
余り会うこともありませんでしたが、
数年経って、
他の友人からSが望み通り運転手になったと聞きました。

それから更に数年後、
高校の同窓会があり、
久しぶりにSと再会しました。

Sに、

「念願の運転手になれて良かったな、
仕事は楽しいか?」

と聞くと、
Sは俯いて黙ってしまいました。

「どうした、嫌な上司でも居たか?」

と更に聞くと、
Sは小声で、

「俺さ、もう辞めたんだ。
電車はもう好きでもない。」

と言いました。

俺「なんだ、あれだけ夢見てたのに。
客とトラブルでもあったか?
酔っ払いにでも絡まれたか?」

昔のSは三度のメシより鉄道、みたいな感じだったので、
何事かと思いました。

S「いや、そんなトラブルなら良いんだよ。
なんとも思わない。・・・けど、アレはダメだった。」

俺「なんだ?何があったんだよ。」

話しづらい事かとも思いましたが、
気になったので聞いてみました。

するとSは、
運転手になってから体験したことを話してくれました。

ある日、Sがいつも通りの運行で駅に向かっていると、
駅で誰かが緊急停止のボタンを押したらしく、
Sは慌てて電車を止めました。

駅に差し掛かるところで電車は止まりましたが、
駅の中ほど、線路の上を見て、Sは驚きました。

線路の上に浮浪者が横になっていました。

どうやら自殺しようと、
レールを枕にして横になっていた浮浪者は、
ただちに職員に起こされましたが、
その際、駅のホームにいた見知らぬお婆さんが、
Sに向かって、

「止めるな!轢け!轢けーーー!!」

と叫んでいたそうです。

これも確かに嫌な出来事ですが、
Sが辞めることを決定付けた事は他にありました。

別の日、Sが電車を走らせていると、
突然ひどい耳鳴りに襲われたそうです。

ちょっと気分が悪いな、と思っていたとき、
それは起こりました。

線路の遥か前方に人影のようなものが見えました。

それは段々と大きくなって行き・・・
Sはそれ何であるか、理解しました。

しかし分かったときにはもう手遅れでした。

それは、ランニング姿の若い男が、
線路の上を電車に向かって走ってくる姿でした。

男は両手を挙げ、
満面の笑みで電車に突っ込んできました。

衝突の瞬間、
訳の分からない奇声を発しながら、
男は前方にジャンプし、
まるで自分に飛び掛ろうとしたように見えた、
とSは言っていました。

男はずっとSの目を見つめており、
Sも何故か目を背けられなかった、とも。

あまりの事にブレーキすら出来ず、
電車とまともに衝突した男は、
バラバラに吹き飛んだそうです。

その時の有り様は、
言葉にはできないようでした。

他にも人身事故は多数ありましたが、
ランニング姿の男の件でSは参ってしまい、
仕事を辞めることにしたそうです。

関連記事

スポンサードリンク

タグキーワード
コメント
非公開コメント

トラックバック
Copyright © 超怖い話 実話 All Rights Reserved.
当サイトのテキストや画像等すべての転載転用・商用販売を固く禁じます