【怖い話 実話 本当にあった怖い話】ばあちゃんのところに遊びに行っていた。短編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 実話 本当にあった怖い話】ばあちゃんのところに遊びに行っていた。短編

当時小学生だった俺は、

夏休みになると田舎の

ばあちゃんのところに遊びに行っていた。

ばあちゃんの家の側にはそれほど有名ではない城があって、

IMG_1374.jpg


夜になると俺や兄貴はよく肝試しに行っていた。

肝試しのコースは、家から出て城に行き、
正門を通って城の中庭にある井戸まで行き、
裏門を通って家まで帰ってくる、というコース。

当然夜なので城の中には入れないが、
正門と裏門は常に開いていた。

今考えると、
井戸なんてやばいものの所までよく行ったと思う。

映画「リング」とか見た今は絶対に行けない。

その日、例年通り肝試しに行くことになった。

メンバーは俺と兄貴と従姉妹のお姉さんの3人。

これも毎年やってることだが、
肝試し中は、ずっとビデオカメラで撮影している。

カメラ係りは俺。

VHSの大きなビデオカメラだが、
その重みが逆に落ち着く。
もちろんレンズを覗きながら歩くのは危ないから、
ずっと前方を向けて歩いてるだけだったが。

暗い夜道を懐中電灯一本の明かりを頼りに進む。

俺と兄貴は毎年行ってることもあり、
あまり恐怖心はなかったが、
その年初参加の従姉はすっかり怖がっていた。

なので、従姉を間に挟み、
3人で手を繋いで歩いていった。

特に何もなく、井戸まで到着。

井戸には落下防止のため蓋がしてあったが、
これがガラスの蓋で、中が見えるようになっている。

さすがに俺らもこの井戸を覗き込む勇気はなく、毎年やってる通り、
カメラを井戸の底に向けてしばらく撮影し(当然レンズは覗かない)、
裏門を通って帰ることにした。

帰り道も行きと同じように、
お姉さんの右に俺、
左に兄貴が立ち、
手を繋いで帰っていった。

やがて家に到着。何もなかった。
・・・と思っていた。

家に入り、
いつも通り俺らが撮ってきたビデオを見た。

大人達は宴会をしており、
すっかり酔っ払ってほとんどが寝ていたので、
行ってきた3人と、下戸な従姉妹の叔父さんの4人だけで見た。

井戸までの道は何もなかった。

しかし井戸を遠くから撮ってるところから、
異常を感じた。

井戸がぼんやり光っているように見えた。

明かりなんてなかったのに。

笑いながら見ていた俺らだったが、
言葉を失った。

カメラはそのまま井戸に近づいていく。

井戸は光っている訳ではなく、
何か白い“もや”が掛かっているようだった。

俺は焦った。

このカメラは、
この後井戸の中を撮影している。

そこに何が映ってるかなんて、
考えたくもなく、見たくもなかった。

でも、目をそらすことができなかった。

俺らは凝視していた。

いつもは何も映ってない。

一時停止してじっくり見るくらい余裕がある。

でもその年は違った。

絶対に何かいる。

カメラが井戸の前まで来た。

そして、中を・・・

というところで、
叔父さんがビデオを止めた。

そしてこう言った。

「これはここまで。
これ以上は見たらいかん。いいな?」

異論を唱えるものなんて居なかった。

そのビデオテープは翌日、
叔父さんがお寺に持って行った。

お祓いして、
お寺に預けてきたらしい。

俺らは安心して、
怖かったな~よく無事に戻って来れたな~、
なんて話していた。

帰り道もずっと手を繋いでたからね~、
なんて俺が言うと、
従姉妹はこんなことを言った。

「え?帰り道は<俺>君とは手を繋いでないよね?」

俺は震え上がった。

そして思い出した。

帰り道、従姉妹は右手に懐中電灯を持っていた事を。

でも、俺は確かに手を繋いでいた。誰かと。

それ以来、肝試しは中止になった。

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