【怖い話 実話 洒落にならない怖い話】私が幼稚園児の頃の話。短編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 実話 洒落にならない怖い話】私が幼稚園児の頃の話。短編

私が幼稚園児の頃の話。

幼稚園の隣りに木造二階建ての廃屋がありました。

当時の私はその建物(隣接大学の旧校舎らしい)が

何なのかわからず、

IMG_3593.jpg


ただ先生の

「あそこで遊んではいけません」

という言葉を無視して、
毎日のようにその廃屋で
友達とかくれんぼをしたりして遊んでいました。

その日もまた、
友達数人とかくれんぼをしていました。

鬼はA君です。

A君は廃屋の外で数を数え、
私たちは一斉に廃屋内に自分の隠れ場所を探しました。

私は2階の部屋にある、
アップライトピアノと積み上げられた段ボールの間
(鍵盤の下側の空間)に隠れました。

しばらくすると、
二階に上ってくる足音が聞こえました。

足音は私のいる部屋とは反対にある部屋へ向かって
遠ざかって行きます。

息を潜めて隠れていると、
あの足音が私のいる部屋に向かって近づいてきました。

部屋に人が入る気配を感じ、
さらに身体を低くして隠れました。

「どこー?どこー?」

という声が、
段ボールを隔てた向こう側でしました。

あれ?これ・・・・・・・・・誰の声?

私はその声に聞き覚えが有りませんでしたが、
鬼役のA君の声ではない事はわかりました。

ただ、当時の私たちには

「遊び(かくれんぼ等)の途中から参加した人は、
最初は鬼をやる」

というルールが遇った為、
誰かがA君と入れ替わって
鬼をやっているのだろうと思いました。

鬼は

「どこー?どこー?」

と繰り返しながら、
部屋の中を歩き回っています。

結局私は見つからないまま、
鬼は部屋を出て行きました。

どれ位時間が経ったでしょうか。

「おーい!B君(=私)とC君!!
降参だから出て来てー!」

と、A君の呼ぶ声がしました。

「やった!勝った!」

と思い、一階へ降りて行くと、
玄関の入ったところに、
A君と見つかった数人の友達が立っていました。

A君は私を見るなり

「B君、今日は二階は禁止っていったじゃん!!
見つかる分けないよー。」

と言うのです。

人数が少ない時は二階を禁止して
一階だけでかくれんぼをする時もあったため、
私は

「え?そうだった?ゴメン・・・。」

と謝ると

「でも、さっき二階に誰か探しに来たよ。
A君、誰かと鬼変わったんじゃないの?」

と聞きました。

「え?鬼は僕だよ。誰とも変わってない。」

とA君。

「あれ?C君は?」

誰かが言いました。

最後まで見つからなかったのは、
私とC君です。

その場にいた全員で

「Cくーん!!」

と呼ぶと、
目の前の廊下の床下が

「ガバッ!!」

と開きました。

出て来たのはC君です。

そこが収納スペースだったのか、
たんに床板が脆くなって外れたのかは覚えていませんが、
C君は廊下の床板を持ち上げ、
その下のスペースに隠れていたのです。

「そんなところに隠れてたの!?すげえ!」

と皆が声を挙げました。

次の瞬間、

「わぁーーーーーーっ!!」

という悲鳴を上げて、
C君が駆け寄ってきました。

C君は自分が隠れていた床部分を指差し、

「あれ、なんだよ!」

と怯えています。

私たちは廊下にポッカリと空いた穴に近寄りました。

真っ暗な穴の中を玄関から入る陽の光で照らして覗き込むと、
そこには、3cm程の小さな「人形の右手だけ」が
ギッシリと敷き詰められていました。

私たちは悲鳴・驚嘆の声を上げ、
一斉にその場から逃げ出しました。

それ以降もその廃屋で幾度となく遊んだとは思うのですが、
もう全く覚えていません。

人形の手が、何故あんな場所に、
あんなに大量に有ったのかもわかりません。

ただあの床の穴を覗いた時の光景は、
今でも鮮明に覚えています。

そして今では、

「どこー?どこー?」

という声の主は、
あの右手を探していたんではないかと思っています。

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