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【怖い話 実話 洒落にならない怖い話】上司であるM課長と2泊3日で出張した時の話。短編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 実話 洒落にならない怖い話】上司であるM課長と2泊3日で出張した時の話。短編

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上司であるM課長と2泊3日で出張した時の話。

普通に仕事して、
少し遅めの食事を済ませてホテルへ戻る。
(M課長と部屋は別々。)

特にこれと言った特色もない普通の部屋。

当たり前のビジネスホテル。

ヤな感じもないし、お札もどこにもない。
(テレビなんかで言ってるけど本当の話なのかな。
そんなもの貼ってある部屋に当たったことはないんだけど。)

シャワー浴びたらちょっとだけ、と思って
大好きなエビスビールを買って冷蔵庫に入れておいた。

仕事も順調だし、
鼻唄混じりにシャワーを浴びて、
冷蔵庫から取り出したビールをベッドサイドに置いたら
ゴロンと横になってみる。

一人だし、当然素っ裸のままだ。

さてさて、テレビでも見ながらビールなぞ、
と起き上がろうと思ったら、体が固まった。

何これ?

あ…もしかして金縛り?

…シャワーの音がする。

止めたはずなのに?と思っていると音が止んだ。

ほどなく扉の開く音とともに誰かが出てくる気配がする。

んなわけないじゃん。

オレしかいないんだぞ。

おかしい。

絶対変だ。

つうか、この人誰よ?

角刈りくらいの短いくり色の髪に口髭、
薄く生えた胸毛もくり色の、
かなり恰幅の良い男の人が、
腰にバスタオルを巻いただけで立っている。

彼はビールに手を伸ばすと、
右手を腰に当てて飲み始めた。

左利きかよ。

理解の範疇を越えているからなのか、
この辺りまでは怖いという感情はなかったのだと思う。

口元を溢れて喉から胸へと流れるビールの筋を見ながら、
飲まれちまってチクショーとか考えてた。

やがて、飲み終えると
誰もがやる例のブハーぁ…までやってくれちゃって、
空き缶を置いた時の乾いた音が響いた。

え。こっち向いた。

満面の笑みを浮かべながら、
オレに向かって左の親指を立てた。

ただ見てしまった、という経験ばかりで、
人ではない人とこんな風に対峙した経験は今までなかったからか、
猛烈に怖くなってきた。

経験がないからか、
この先の展開も想像できない。


左手が延びてくる?

何?
何?
何?
何?
何?

彼はオレの頬に2、3度触れ、
英語でありがとうと言うと、
スーッと消えてしまった。

体も動くようになったけど、
今度は震えが止まらない。

何とかバスローブを身にまとい、
カギだけ持って部屋を出た。

向かいがM課長の部屋だったんで
中に入れてもらって事情を話した。

うまく伝わってないようだったけど、
もうあの部屋にはいられない、

とりあえず朝までここにいる、
申し訳ないけど隣で寝てくれ、
一人じゃ絶対眠れない、
とゴリ押し。

大の大人が情けない話なんだが、
その夜はM課長の腕にしがみついて震えながら寝たらしい。

翌朝、渋るフロントの人に粘ること数分、
部屋を代えてもらうのは当然として、
さらに曰くも聞き出した。

やはり宿泊客が亡くなっていたらしい。

風貌はオレが見たままのようだ。

シャワーを浴びたあとで倒れたと思われるのだと。

ビールは?って聞いてみたら、
どうやらベッドサイドに置いてあったらしい。

そのフロントの人が直接対応したわけではないらしく、
それ以上は分からなかったけど、
たぶん、ビールは開いてなかったんだろうと思う。

飲みたかったんだろうな。

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