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【怖い話 実話 最も怖い話】近所付き合い 短編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 実話 最も怖い話】近所付き合い 短編

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友達のAの話。

Aは小さいアパートに住んでいるのですが、
人当たりの良い性格もあってか、
近所付き合いも円満で、
特に隣の部屋に住んでいる男性(B)とは
かなり宜しくやっていたらしい。

暇があればお互いの部屋を
行ったり来たりするほどの仲だったんだと。

ある晩、いつものようにBの部屋に行くと、
今まで綺麗だった部屋の中がめちゃくちゃ散らかっていた。

驚いて何があったのかと聞くと、Bは

「探しものをしていた」

と答えた。

Aは納得したが、今考えると、
探しものをしていた割には
散らかり方が尋常では無かったらしい。

台所の三角ボックスが床に落ちて、
残飯が散乱していたくらいだから。

一応片付けるよう促してみたが、Bは

「このままでいい」

の一点張り。

まぁ他人の部屋の事情なんかどうでもいいので、
放っておいたらしいのだが。

その日は一晩中、
Aが持ってきた酒を飲みながら
バカな話をして盛り上がっていた。

ある休日、俺との約束の時間ギリギリで、
アパートの階段を駆け降りていると、大家と出会った。

結構急いでいたので、
軽い挨拶程度で済ませようとしたが、
いやに引き留められる。

長々とどうでもいい世間話をされ、
だんだん苛立ってきたAは、
無理矢理話を終わらせようとした。

すると大家は急に真剣な面持ちになり

「実はね、あなたの隣に住んでる○○さん(Bの苗字)、
ここ3ヶ月くらい家賃滞納してるのよ。
催促してるんだけど、いつも逆ギレされるの。
タダで住ますわけにはいかないんだけど、
追い出すのも気が引けて…。
あなたからも言っておいてくれない?お願い。」

と言い、Aの生返事を聞く前に去っていった。

その晩、昼間のことなどすっかり忘れてしまっていたAは、
いつも通りBの部屋に行く。

チャイムを鳴らすも、
部屋の明かりは付いているのに出てこない。

Bは真っ暗の中じゃないと眠れないということを知っているので、
居留守を使われていることに腹が立ち、何回もチャイムを押した。

何十回目かのチャイムを押した時、
部屋の中から激しい物音が聞こえ始めた。

何かを投げつけているのか、
ドアにも何度か強い衝撃が走った。

怖くなったAは、自分の部屋に帰ったが、
いてもたってもいられなくなり、
その晩は俺の家に泊まった。

それからBの部屋に赴くことは無く、
マンションの付近で見掛けることも無くなった。

いつも夜中になると
Bの部屋から激しい物音が聞こえてくる。

Aは明らかにおかしい隣の部屋の様子に少しばかり心配したが、
怖さのほうが上回ったのと、
騒音がうるさくて眠れず、ストレスが溜まり、
ついには友達は俺の家に半居候的な感じになっていた。

そんな生活が三ヶ月間続いた。

そろそろウザくなった俺は、
無理矢理Aを追い返した。

Aも申し訳ないと思っていたのか、
意外とすんなり帰ってくれた。

結局その日は一晩中静かだったらしい。

Aはアホなので、

「あ、あの時はちょっと病んでただけだったんだな」

と安堵した。

次の日、久しぶりにBの部屋で酒でも飲もうと思ったAは、
コンビニでウイスキーを買い、Bの部屋を訪れた。

が、チャイムを鳴らしても出ない。

部屋の明かりもついていない。

しかし、時刻はまだ19時。

いくら早寝早起きのBでも、
こんな時間に寝ないだろう。

嫌な予感がしたAは、
Bの部屋のドアノブを捻った。

ガチャ…

しずかにドアが開く。

微かに開いた隙間から、異臭が漏れてきた。

咳き込みながらも思い切ってドアを開け放つと、
そこには見るも無惨な部屋の中と、Bの姿。

様々な家具が倒れて、
カビの生えた残飯がそこらへんに散らばっており、
壁の所々に血痕が付いていた。

そしてBは、地獄のような部屋の中で、
見たことも無いような色をして死んでいた。

所謂「ミイラ化」というものだ。

何ヵ所か、何かに食われたのか、
不自然に骨が見えている部分があった。

その後は警察が来たり何なりで大変だったらしい。

しかし、俺がそれ以上に怖かったのは
Bは猫を大層可愛がって飼っていたらしいのだが
その猫が生きていたことだ。

なんでも、主人の肉を食って生き延びていたんだと。

その猫は人間の味を知ってしまったことによって
凶暴化する恐れがあるので、
保健所で殺されてしまうらしい。

Aは即行引っ越したかったのだが、
予算が無く、未だにあのアパートで暮らしてる。

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