FC2ブログ

[超怖い話 実話]スイカ売り - 超怖い話 実話

ピックアップ!

[超怖い話 実話]スイカ売り

超怖い話 実話 長編

  今から5年位前の友人の話

学生時代にアルバイトでテレビゲームの店員をしてた。

その日の店内には、店長ともう1人のバイトがいた。

祝日の夕方だったので、お客さんも少ない日だった。

店内の雑用をこなしていたら、ツナギを来た中年の男性が入ってきた。

その男はカウンターレジにやってきた。

「あ、あの…」

「はい?」

「スイカ買いませんか?」

『はぁ!?』

その男は東北の方からやってきた業者だと言っていた。

スイカを安く売るから買わないか?と・・・

店長は結構ですと断っていたが、その男は

「じゃあ試食して、美味しかったら買ってくれ。
気に入らなかったら買わなくてもいいから!!」

と言い出した。

「じゃあ・・・試食だけなら・・・」

その男はちょっと待っていてくれと、一旦外へ出てスイカを取りに言った。

スイカ売りなんて興味がなかったから、どうでもよかった・・・

でも、その男の様子が変な感じが気になった。

数分後して男が戻ってきた。

スイカ一箱とまな板、大きな包丁を持って。

刃物を見た店長の顔が固まるのが分かった。

バイトが冷たい汗が走った。と・・・・

男は箱の中からスイカを一個取り出すと、レジの前でその場で切りはじめた。

手付きはどこかぎこちなかった。

ただスイカに入っていく包丁の切れ味は、切れ味がよく確かなものだと感じた。

その包丁の切っ先を見ていると、嫌な予感がした。

「食べてみてくれ・・・」

一口サイズに切られたスイカを口にする店長とそのバイト。

お世辞にも美味しいスイカではなく、口に中に入れた瞬間にぴりぴりとしびれてくる感じだった。

試食した全員がいまいちだった様で、スイカは買わないってことになった。

「スイカが美味しかったら買ってくれるって話だったよな・・・・・?」

男の手には包丁が握られている。

その男の目がだんだんと、すわってきているのが感じた。

店長が「いや、少し口に合わなかったものですから……」

男が「一個3000円でいいから。1人1000円ずつ出せば変えるだろ? ん? 」

店長「口に合わなかったんですってば!!」

店長は困り果てた顔をしていた。

包丁を持った男の顔はだんだんと昂揚して、赤くなってきていった。

男の様子から危険と言うことが像できた・・・

しかし、意外にもその男は「分かった」とものわかり良く男は言った。

内心ホッと胸をなでおろしていたんだがその後、
意味不明なコトを口にした。


「俺は帰るから。その代わりスイカの箱を外まで持ってきてくれないか?」

自分で持ってかえればいいのに、随分と図々しい男だと、皆そう思っていた。

皆、動かなかった。

その男もまた、自分達が動くまで動かなかった。

しばらくすると、店の中にお客さんが入ってきた。

小さい子供だった・・・

厄介な事になると大変なので、

「じゃあ、店長俺が持ってきますよ」

と友人が言って、早くこの男に帰ってもらうことにした。

スイカの箱を抱えて歩き出すのを確認すると、
その男は後ろからのっそりと付いてきた。

心配になったのか、店長がその後に続く・・・

店の前にはその男が乗ってきたバンが止まっていた。

「その箱を車に積んでくれ・・・」

男が後ろを空けると、中にはスイカの箱の山がたくさん詰まれているの・・・

かと思うと、車の中はスイカの箱の代わりに男と同じ様な、同じくツナギを来た男がいた。

目つきの悪い男・・・

「ここに置いておくよ」

その男の顔を見ないように車の中に置くと、
逃げるように車を離れた。

背中でハッチドアを閉める音がした。

直前に車の中にスタンバッテいた男の  ” チッ!! "という舌を打つ声が確かに聞こえた。

彼らはバンに乗り込むと車を急発進させ、町の中に消えていった。

関連記事

スポンサードリンク

タグキーワード
2018.05.11|Genre:|Thread:恐怖の体験話コメント(0)トラックバック(0)Edit
コメント
非公開コメント

トラックバック
Copyright © 超怖い話 実話 All Rights Reserved.
当サイトのテキストや画像等すべての転載転用・商用販売を固く禁じます