[超怖い話 実話]転校生 - 超怖い話 実話

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[超怖い話 実話]転校生

超怖い話 実話 長編

小学校のころ、クラスにマサオが転校してきた。

体は小さくハーフっぽい顔をしていて、いつもオドオドした感じだった。

マサオには両親がいなくて、母方の両親と一緒に暮らしていると本人が言っていた。

最初のうちマサオをイジメてた。

イジメと言ってもからかう程度で、背中にエルボーしたり、うわばきを隠したり、ノートにいたずら書きをしたりと・・・


マサオはいつもはオドオドしてるくせに、そんな時には根性を見せて、
泣いたりムキになって抵抗shたり告げ口も先生にはしなかった。

そんな事で、面白くなくなり、そのうちマサオをイジメたりしなくなった。

ただ・・・マサオは良く学校を休んだ子供だった。

良く学校を休んでたっていう印象が残ってる。

その頃、うちの小学校では、給食のパンを休んだ生徒のところへ、
同じクラスで近所の生徒が届ける事になっていた。

マサオの家にパンを届けるのは私の役目だった。

家はちょっと離れていたけど、クラスの中では一番近かったし、良く通る帰り道の途中にマサオの家があった。

マサオの家は木造で、いかにも爺ちゃん婆ちゃんが住んでそうな古い感じの家だった。

マサオの家は暗い感じで、子供ながらに嫌な雰囲気の家だった。

パンを届ける時は、いつもマサオのお婆ちゃんにパンを渡してすぐに帰った。

ある日・・・

またマサオが休んだので、パンを届けに行った。

家の前の玄関で呼ぶと、珍しくマサオが出てきた。

具合が悪いのか、顔色が悪い。

マサオは家の中に入るように誘った。

「ゲームがあるから、遊ぼうよ。」と言って・・・

そのゲームは欲しかったヤツだったので、家の中に入った。

マサオの部屋に入って、驚いた。

家の中、そこら中にシールやステッカーがベタベタと貼ってあって、

その中には、神社のお札みたいなのも混ざっていた。

今入ってきた襖にも、隙間がないくらい貼ってある。

「 何だ? これ・・・・ 」

「おじいちゃんとおばあちゃんがお札を貼るんだけど、 そのままじゃ怖いからシールも貼るんだ・・・」

マサオが自分で書いたようなお札も、いくつかあった。

「怖いなら、お札はがしちゃえばいいじゃん」

「出来ないよ・・・そんなことしたら・・・おじいちゃんに怒られるし・・・」

マサオは下を向いていた。

その日は、マサオの部屋で1時間ぐらいゲームで遊んで帰った。

次の日も、マサオは学校を休んだ。

先生が家が近所だから、マサオの様子を聞いてきた。

調子が悪そうだった、と言うと ・・・

「休むっていう電話も掛かってこないから、どんな様子なのかと思ってな。」

「電話してみたら?」

「何度もしたんだけど・・・誰も出ないんだよ。おじいさんかおばあさんは、居たのか?」

「ううん。 昨日は見なかった。」

「そうか・・・学校を休むんだったら電話してくれって、マサオにでもいいから言ってくれ。」

その日もマサオの部屋で遊んだ。

マサオはオモチャやゲームを沢山持っている子供だった。

うらやましくなって聞くと、お父さんとお母さんが買ってくれた、と言っていた。

「お父さんとお母さんって? ドコにいるの?」

『 死んだ 』

マサオはそう言った。

「なんで死んだの?」

「 交通事故 」

ゲームで遊んでいるマサオを見て、可哀想に思ったので話を変えた。

「明日は学校来る?」

「わかんない・・」

「大丈夫かよ?」

「・・・・・」

「休む時は電話しろって先生言ってし、何日も休んでるじゃん。」

「・・・うん。ごめん・・・」

「そんな事言ってもしょーがないよ。おじいちゃんとおばあちゃんは?」

「奥の部屋にいる・・・」

「じゃあ、そう言っとけよな。」

「・・・眠れないんだよ」

「え?」

「お父さんとお母さんが毎日夢に出てきて、僕のことを呼ぶんだ。」

「・・・・」

「マサオ、マサオって僕のことを何度も夢で呼ぶんだ。怖くて・・・・眠れないんだ。」

「・・・・」

「昨日は、腕をつかまれた・・・連れて行くつもりなんだ。」

マサオの話がだんだん怖くなってきて、もう帰る、と言うと、マサオはしつこく引き留めた。

「怖いのはわかるけど・・・ここに泊まるわけにいかないでしょ?」

「・・・なんで?」

「お母さんが心配するから・・」

マサオは何も言わなくなってしまった。

怖くなってしまったので、マサオの家を半ば飛び出すように出ていった。

次の日もマサオは学校を休んだ。

先生が一緒に行くと言って、学校の帰りに車に乗せてマサオの家に向かった。

先生が玄関で呼んでも、何の返事もなかった。

玄関を開けると、鍵がかかっていなかったので、心配になった先生は靴を脱いで家に上がった。

台所やマサオの部屋には誰もいなかった・・・

マサオの部屋を出ると、左手に部屋があった。

マサオが昨日言っていた奥の部屋・・・というのはそこなんだろう思った。

先生がそこの襖を開けた。

開けたとたん、先生は立ちすくんで、すぐに襖を閉めた。

その一瞬の間・・・・一瞬だったけど部屋の中が見えた。

マサオの血塗れの顔が見えた。

それから、先生が警察を呼んだんだと思う・・・ 警察が来ていた。

次の日・・・

先生がマサオと爺ちゃんと婆ちゃんが死んだことをクラスの皆に伝えた。

けれど、あの時見たマサオが血塗れだったとは言わなかった。

ただ 死んだ・・・・ と言っただけだった。

少しして、先生にマサオが言った夢の話をした。

先生はしばらく黙って聞いていた。

先生は誰にも言うな・・・と言って、マサオの両親のことを教えてくれた。

マサオの親は自殺だった。

一家心中だった・・・

マサオはその時、運良く生き延びて、爺ちゃん婆ちゃんのところへ引き取られた。

何日かして、警察に呼ばれて、マサオの家へ行った時のことを話した。

マサオの夢のことも話した。

警官は、その話がウソでないかとしつこく聞いた。

” ウソじゃないと何度も言った。 ”

警官は 「本当に? 君はあの家で、マサオ君からその話を聞いたのかい?」

「はい。」

一緒に来ていた先生が困った顔をしていた。

先生はしばらく考えてから言った・・・

「  先生とお前がマサオの家に行っただろ? あの時・・・」

先生は言いにくそうだった・

嫌な予感がした。

「・・・あの時、マサオ達は・・・間違いなく、死んで3日は経っていたんだ・・・」


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2018.05.12|Genre:|Thread:恐怖の体験話コメント(0)トラックバック(0)Edit
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