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【怖い話 実話 洒落にならない怖い話】洞爺湖の温泉旅館で一泊。短編 - 超怖い話 実話

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【怖い話 実話 洒落にならない怖い話】洞爺湖の温泉旅館で一泊。短編

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高校の卒業旅行での話

男女15人位で、
洞爺湖の温泉旅館で一泊。

飯の前に風呂行っとくか、
てことでロビーをぬけて、風呂に向かう。

丁度そのときは桃の節句の時期だったので、
フロントの正面には大きな雛壇やいろいろの飾りものが展示してあって、
まあでも俺たちはそんなの興味ないから横目で素通り。

その雛飾りを、
まるで日本人形のように、
ただ黙って見つめている女の子がいた。

10歳くらいかな?

真っ黒なおかっぱの髪で
小さな娘にしては違和感を覚える程
ピクリ、ともしないから最初は本当に人形かと思った。

何の気なしに通り過ぎて、アレ?と。

おかしくね?

旅館の浴衣は、
男女も子供も同じ、
よくある一面に旅館名が入った薄い藍染の浴衣。

帯は濃紺。

なのにその女の子が着てたのは、
真っ白な浴衣に黄色い帯。

すぐに振り返ったら
その娘はもう居なかった。

さっきまで生きているか怪しいほど
身動きひとつしてなかったのに・・・

夜も更けて酔いも回っていいくらいの時分に、
さっき見た不思議なものを面白半分にみんなに話す。

当然、ユーレイじゃないかと。

相当テンションの上がってた俺らは、
じゃあ今からロビーに行ってみようぜ、という話に。

こんな深夜の、
暗くなったロビーに小さな女の子が一人でいたら、
それはもう人間ではないだろう。

当然保護者と来ているだろうし、
いくらなんでも夜中の3時には。

俺が先頭にたって、
男連中4~5人が後に続く。

部屋の出口のドアを開けて、
廊下に出た瞬間に俺は奇声をあげて、
腰をぬかした。

真正面。

対面して、その女の子が立っていた。

子供らしい、可愛らしい笑顔で。

俺の大声に驚く様子もなく、
その娘はくるり、と向きを変え、
小走りに廊下を進み、
角を曲がって見えなくなった。

よく見ると裸足だった。

俺にはそれを追いかける根性は無かった。

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