FC2ブログ

【超怖い話 実話 じわじわくる怖い話】先輩たちが声を上げて手を振り返すと、 短編 - 超怖い話 実話

ピックアップ!

【超怖い話 実話 じわじわくる怖い話】先輩たちが声を上げて手を振り返すと、 短編

IMG_1500.jpg


先輩の話。

大学生の時、
部活で冬山登山に参加した時のこと。

避難小屋の近くで
厳しい吹雪となり道に迷ったのだという。

皆はもう生きた心地もせず、
雪中で強引に野営するかどうか決めかねていた。

その時、
誰かが道の先でライトを振るのが見えた。

先輩たちが声を上げて手を振り返すと、
まるでついて来いというように歩き始めた。

助かったとばかりに後を追った。

いくら足を速めても、
なぜか先導の人影には追いつけなかった。

女子の一人が奇妙なことに気がついた。

雪の上には、
その人影の歩いた跡が残されていなかったのだ。

皆が黙りこくっていると、
やがて小さいが明かりが見えてきた。

避難小屋の明かりだった。

先導していた影は、
いつの間にか消えていた。

その人影がそこで遭難した人のものかどうかは分からなかったが、
後日先輩たちは
ルート途中にあった遭難者慰霊碑に献花しに行ったのだそうだ。

関連記事

スポンサードリンク

タグキーワード
コメント
非公開コメント

トラックバック
Copyright © 超怖い話 実話 All Rights Reserved.
当サイトのテキストや画像等すべての転載転用・商用販売を固く禁じます