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[超怖い話 実話]お寺の光 - 超怖い話 実話

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[超怖い話 実話]お寺の光

超怖い話 実話 長編

小学生の一年生くらいにあった話です。

市街地に住んでいましたが、小学校へあがる前に郊外に引っ越した。

家の近所には田圃や畑があって穏やかな環境で、農家をやってる地元の人が多い場所。

のどかな環境の町はずれにある新興住宅に、引っ越した。

最初は引っ越したばかりで不安でしたが、小学校へあがってすぐに友達ができて、

一ヶ月頃には、すっかりその町に馴染んだつもりになってた。

ある日の日曜日、その日は穏やかな春の日差しのある時だった。

お昼ご飯を食べてから友達三人と学校の近くにある

田圃のあぜ道で、おたまじゃくしをとっていた。


ビンにおやまじゃくしを入れて家に持って帰って、カエルになるのが見てみたかったからだった。

用水路の中に手を居れておたまじゃくしを探していると、トイレに行きたくなってきた。

夕方の5時近くぐらいだった・・・

そろそろ日が暮れ、空は夜に近づいてきていた。

トイレに行きたかったので

一緒にいた友達を置いて、トイレにいってくると言って家に帰りたかったが、我慢が出来なかったので適当なところを探してた。

おたまじゃくしを探している場所から少し離れたところに、古いお寺があった。

歩いていた道からそこに飛び込むと、トイレを探すのが面倒だったので、お寺の横手のほうにある低い木の茂みですませた。

友達のところへ帰りたかったけれど、間違えたのか道とは反対の、寺の裏側へ歩いていってしまった。

間違ったとわかって引き返そうとしたとき・・・

  ”カチャ・・カチャ・・” と音がした。

振りかえると、暗い寺のなかからうっすらと黄色い光が漏れてた。

光が見える方に行くと、雨戸と障子が開け放してあって、薄暗い電球を吊った下で、四人家族がご飯を食べてた。

お寺の住職らしい丸坊主の男と、その痩せた奥さん、小さい子供が二人・・・

ちゃぶ台のまわりに正座していて、皆、茶碗を持ってる。

カチャカチャっていうのは、箸が茶碗に当たる音だった。

そんな光景に、子供ながらに寒々しい違和感を感じた。

誰も何も言わず、淡々と無言で食べながら、裏庭に立っている私の方をジッと見ているんだけど、誰もが無表情で、何も話さなかった。

静まり返った食卓に、ただ ”カチャカチャ・・・” と箸とお茶碗が当たる音がするだけ・・・

何も言わず、その場から立ち去ろうとした。

そしたら・・・

奥さんみたいな女の人が小さな声で、「 どこの子?これ食べていく・・・?」と。

振り向いたら、その奥さんのそばにあった「おひつ」から、ご飯を茶碗によそってくれている。

「はい、お食べよ」って、茶碗を出してくれたその白い腕が、異様に長くニュルッと伸びてきたように感じた。

そして、そのご飯を見たとき、心臓がとまりそうになった。

そのご飯には色がついていて、赤飯かと一瞬思ったけど・・・

 血 だった !!

ご飯粒が血で真っ赤になって

はっとなって顔をあげたら、淡々と無表情で食べている四人家族の口も血だらけになっていて、胸などにも口からぽろぽろこぼれたご飯粒が点々と赤くくっついていた。

それでも、住職も二人の子供たちも、一様にカチャカチャ箸を動かして
血まみれのご飯を美味しそうに口にかき込んでいて・・・・

さっきまではしなかった、急に生臭い匂いが漂ってきて吐きそうになった。

差し出してくる茶碗に背を向けると、走り出した。

あまりの怖さに足がもつれそうになりながら、なんとか友達のところまで戻れた。

今、寺で見たことを泣きながら話したら、昔から地元に住んでる友達が、真っ青になって震えながら言ったんだ。

『 あの寺は 今は誰も住んでいないよ・・・

 
   だって皆死んでしまったから・・・』


前の住職は頭がおかしくなって発狂し、家族が寝ているときに包丁で無理心中をはかり、その奥さんと子供たちを刺し殺したあとは、自分も首の動脈を切って自殺したということだった。

 2年前に・・・

急に怖くなって皆で走って家に帰った。

寺で見たことを親に話したけど、真剣にとりあってくれなかった。

あの出来事があった夜から、二日続けて高熱がでた。

両親は子供だったので体調が悪かったから夢みたいなのを見たんだろう、ということにされてしまった。

すっかり寂れて荒れ果てているが、今でもその寺はある。

あの時の寺の裏手に行けば、今もぼんやりと黄色い光が見えるような気がして・・・

大人になった今でも、あの場所には絶対に近寄らないようにしている。


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2018.05.12|Genre:|Thread:恐怖の体験話コメント(0)トラックバック(0)Edit
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