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【超怖い話 実話 洒落にならない怖い話】すると後ろからザッ、ザッと足音がした 長編 - 超怖い話 実話

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【超怖い話 実話 洒落にならない怖い話】すると後ろからザッ、ザッと足音がした 長編

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釣りが大好きなんだが、
やはり良く釣れるのは夜~早朝。

だから釣り=夜釣りみたいにやってた時期があった。

その日は夜2時半くらいに堤防に到着。

堤防は全長500mくらいあってそこそこ歩くんだが、
やはり堤防の先端が良く釣れるわけ。

だから先端で竿投げて、
電光浮きの動き見ながらタバコ吸ってた。

すると後ろからザッ、ザッと足音がした。

きっと先端狙いの人が来たんだろう。

堤防の先端は4人くらいなら
横に並んで釣りが出来るスペースがある。

俺は海面の方を向いて
竿を持ちながらあぐらかいてた。

もし挨拶して来たら挨拶返そうかなとかって思ってたら、
浮きがガンッと沈んだから
あぐらかいたまま竿をグッと立ててみたんだが、手応え無し。

一瞬テンション上がったけど、
まあ簡単に釣れないから楽しいって部分もあるわけで。

糸がたるんだ分リールを少しだけ巻いて、
そのまま続行。

…あれ?

そういえばさっき後ろから歩いて来た人は
どこで釣ってるんだろう?

あぐらかいたまま上半身だけ後ろを向いてみる。

「うおおおおおっ!!」

白髪のお婆ちゃんが
すんごい笑顔で俺の真後ろに正座をしていた。

振り返った俺の顔とお婆ちゃんの顔との距離が
めっちゃくちゃ近かったから、
ビックリと恐怖で叫んだ。

とりあえず俺は立とうとしたみたいだ。

その時、竿の置き方が甘くて
竿が海の中へ落ちてしまった。

けっこう高いやつだし、
そっちはそっちでショックだったから

「あっ!」

とまた声が出た。

しかし当然お婆ちゃんの方が怖かったし、
何者か分からないのでお婆ちゃんの方を向くと
お婆ちゃんも立っていた。

とりあえずこっちから何か話し掛けようと思った瞬間、

「落ちたね」

とお婆ちゃんは言った。

その時の表情は真顔になっていた。

そして海面を眺めるわけではなく
真っ直ぐ前を向いたまま歩き始め、
俺の横を通り過ぎ、
海の中へバッシャーンと落ちた。

まるで堤防と海の境目を無視するような歩き方だったので
俺には訳が分からなかった。

こんな暗い中、堤防の先端にいたら
足元を注意しながらゆっくり歩くのが普通では無いのか?

しかしお婆ちゃんは
まるで安全な横断歩道を渡るような歩き方で
海へと落ちて行ったのだ。

俺は堤防のふちで四つんばいになって海面を覗いた。

お婆ちゃんの白い手、
白い顔の色が底へ沈んで行くのが見えた。

ほぼ一直線に沈んで行く。

「携帯…携帯…車のダッシュボード…」

俺は走って車へ戻った。

約500mの堤防、
何でこんな日に限って釣り人が一人もいないんだ?

車を停めた場所に着いた。

「キー…車のキーは?キー…クソが…」

堤防の先端に置いたままのショルダーバッグの中だ。

周りに人がいない。

もう一度先端まで走る。

怖さは無かった、
とにかく警察に、
とだけ頭にあった。

そして先端へ戻ると……
濡れた竿が置かれてある。

俺が落とした竿だ。

堤防から海面までの距離、
約3~4mと言った所だろうか。

海へ落ちた人間が
竿を拾ったとして上がって来れるわけがない。

うねりのある中で
竿を堤防に投げる余裕すらあるわけがないのだ。

そしてお婆ちゃんが沈んで行く姿を
俺は見たではないか。

濡れて置かれた竿に見て見ぬふりをし、
他の道具だけ持って俺は帰った。

あの出来事が何だったのかは分からないが、
霊感という物をこの世で持っている方がいるのならば
何事だったのか鑑定して欲しい。

今でも何が何だか分からない。

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