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【超怖い話 実話 意味怖がわかると怖い話】 長編 - 超怖い話 実話

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【超怖い話 実話 意味怖がわかると怖い話】 長編

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俺が小学5年だった時の話



俺の誕生日にクラスの友人達を家に招いて誕生会をした



その時、転校してきたばかりの奴がいて



クラスに溶け込めず、友達を全然作れないでいる奴がいたんだが



これを期に皆と仲良くなれるといいなと思いそいつも招待した



そいつは次の年にはまた転校していっちゃったんで



名前すら覚えてないんだけど・・・



「誕生日おめでとー!」



ローソクの火を消して皆でワイワイガヤガヤしながらケーキを食べた



その後、みんな俺の為に何かしようってことになって



合唱やらコントやらいろいろしてくれた



何故か逆立ちして終わりって奴もいた



そして転校生の番が回ってきた



皆そいつが何をするのか、



期待と興奮が入り混じった表情で転校生を見つめた



すると転校生は突然、超能力を披露しますって言った



突然の言葉に、皆うけてアハハハハうそだーと言って笑った



すると転校生は、



おもむろに自分の前に置いてあったコップに両手をかざした



コップには飲みかけのオレンジジュースが入っていた



皆はゴクリとつばを飲みそのコップを凝視した



眺めていた時間は30秒くらいだろうか・・・



不意にコップがフワリと空中に浮かんだ



皆はあっと驚いて目を丸くした



成功したのもつかの間、



友達の一人がクシャミをした時そのコップは下に落ち中身がこぼれた



浮いていた時間は5秒も無かったと思う



転校生はテーブル汚してゴメンと謝ったが



そんなことはお構いなしに皆は口々にすげー!と拍手喝さいだった



俺は子供だったから純粋にすげーって思ってたけど



友達の中には疑う奴がいて



「本当は超能力じゃなくて手品なんだろ?タネ教えろよ」



と信じない奴もいた



転校生は最後まで超能力だと言い張った



険悪なムードで誕生会は終わり、



それが原因で最後までクラスに打ち解けることは無かった



後日転校生がひとりぽつんとうつむいている姿を見た俺は



少し罪悪感を感じた



声をかけようと彼に近寄ったとき、



転校生はボソリとつぶやいた



「本当なのに」





時は流れ、社会人になった新入社員の俺は



会社の歓迎会に出席した



歓迎会が盛り上がってくると、



社員達が一発芸や持ち芸を披露する事になった



順順に披露していく中で、



一個上の先輩が自慢げに超能力を披露しまーす!と声高らかに叫んだ



その先輩は転校生とは全くの別人だったが、



あの日の出来事が脳裏に甦った



なんと、先輩の超能力も同じ物体浮遊ネタだった



誰かが野次を飛ばす



「何が超能力だー!手品だろーw」



先輩は笑って



「はい、マジックです^^」



と返す



俺はタネが知りたくて知りたくて



居ても経っても居られなかった



先輩の芸が終わった後、



すぐに廊下呼び出してタネを教えて下さいと何度も頼んだ



俺は絶対に使わないという理由で特別に教えてもらった



何か胸の奥にあったモヤモヤとしたつっかえのような物が取れたような気がした





一年後、小学校の同窓会が行われた



小6の卒業メンバーということもあって



転校生だけは呼ばれてなかった



懐かしい面々と顔を合わせると昔の話が次々に出てきた・・・転校生の話も



「そういや自称超能力少年ていたよな」



「アイツもお前の家に呼んで誕生会したんだっけ、懐かしー」



「あの時のタネもう分かったか?

あんな子供が手品やるなんて今考えると凄いよな」



俺は同じ手品ができる先輩の話を皆に聞かせてやった



「だろうなー・・・そういや転校生って一番最初に来てたじゃない」



「たしか時間間違えて30分早く来てたかなー・・・」



「それはちょっと気まずいよなw」



その時俺は初めて気付いた・・・




そして一言



「あいつ超能力者だよ」





















転校生は一人で友人の家まで来ているが、

転校してきて間もないため

友人の家は知らないはず。



それなのに一人で来れたから

「超能力だ!」

ということ。





小5であれば、

住所さえわかれば家に着くことができるかもしれない。



ただ、私が小学生の頃は住所を意識したことはなく、

プラッと遊びに行くことで家を覚えていた。



誕生日会なんかも家を知っている人が

知らない人と一緒に家に行く形だった。



そして、今回のお話も

私が小学生の時と同じような境遇なのではないかと思う。



家の住所も話されず、

地図ももらうことなく、

誰かに連れて行ってもらうことで

ようやく家がわかる…と。



実際にそんな環境だったとしたら、

この転校生は超能力を使って家にたどり着くことができた、

と考えても良いだろう。



ただ実際に超能力者であれば、

この小学校の同窓会にも参加してほしかったものである。





となると、もしかしたら

この転校生は小学校の周りにある家の表札を見て、

友人の名字の表札がかかっている家を手当たり次第に訪問したり、

そういう家から情報を得て友人の家にたどり着いたのかもしれない。



そうやって色んな家を訪れて、

友人の家を探そうとしていたために早めに家を出て、

結果30分前に着いた…と。



なんと涙ぐましい努力であろうか。

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