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【超怖い話 実話 洒落にならない怖い話】最初は気にしていなかったんだけど、 短編 - 超怖い話 実話

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【超怖い話 実話 洒落にならない怖い話】最初は気にしていなかったんだけど、 短編

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俺は車でドライブするのが好きなんだ。

地図も見ずに適当に走り回って、
満足したら携帯電話カーナビを使って自宅に帰る。

気ままにドライブできるってんで、
深夜に良く出かけてた。

その晩も適当にドライブして、
じゃあ帰るかってなったんだ。

おもむろに携帯電話を取り出して、
カーナビソフトを起動。

自宅の位置は登録してあるんで、
ボタン一つで自宅までのルート検索が出来る、
はずだったんだけど何か様子がおかしい。

どうやらGPS信号が取れていないらしい。

周りを確認したけど、
単なる住宅街で遮蔽物なんであるわけがない。

車の外に出て受信状態を確認したけれども
それでもダメ。

しょうがないんで、
携帯電話をセンターパネルに固定して出発。

適当に走っていれば
GPS信号を取れるところに行くだろうし、
道路標識もあるだろう。

まあいっか、
と軽い気持ちで走り始めた。

で、走り始めて15分、変だ。

最初は気にしていなかったんだけど、
なんかおかしい。

走っているのに周りはずっと住宅街、
幹線道路にぶち当たる気配もない。

普通、こういう感じの住宅街なら
10分も走れば幹線道路っぽいのがあるはず。

それにさっきから対向車が一台もない。

交差点もあったが、
標識のある交差点がない……。

……たまたまだよね、たまたま。

ラジオには首都圏の局が入っているし大丈夫!
と必死に自分に言い聞かせるけど、
ヤバくないか?と警告が出る。

周りの情報を取りこぼさないように
ラジオの音量をしぽって、
眼を皿のようにして走ってた。

不安ながらも走り続けていると、
前方に歩行者を見つけた。

やったあ!あの人に道を聞ける!
と安堵したのも束の間。

俺の中の冷静な部分が言ってくる。

こんな時間に歩行者が一人?この状況下で?
なんかフラグが1ダース位立ってるんじゃないか?
アレな感じのが。

パニクったまま、
それでもゆっくりめの速度で
歩行者を追い越すことにする。

追い越す瞬間、
横目で確認すると
傘を持った普通のサラリーマンっぽい。

ほっとして車を止めようと
サイドミラーを確認すると、

あれ!?

思わず振り返って確認、
……追い越した歩行者が、いない!!

もう一回振り返って確認、
やっぱりいない。

ぶわっと全身から色んな汁がだだ漏れてくる。

落ち着け、落ち着け!
と言い聞かせるも落ち着ける訳がない。

何故か脳裏を駆け抜ける走馬灯。

目をグルグルさせながら走り続けていると、
道路標識を発見、それを辿って幹線道路に到着。

多数走っている自動車を見てやっと一安心できた。

後部座席や助手席に見知らぬ人が座っていることもなく、
無事に帰宅できた訳だけど、
4時間のロングドライブになってました。

後日トランクに見覚えのない紳士用の傘を発見した。

ボロボロの傘だったし、
一昨日乗せた友人の忘れ物だと決め付けて、
近所のコンビニの傘立てに置いてきた。

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