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[超怖い話 実話]大学生の頃の話。 短編 - 超怖い話 実話

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[超怖い話 実話]大学生の頃の話。 短編

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大学生の頃の話。

レンタルビデオ店でバイトをしていた。

時給が上がるのが、
22時からと言う事もあって
いつも19時から1時までの時間でシフトに入っていた。
(田舎のビデオ屋なので、1時で閉店)

売上の処理や、店の片付けをすると
いつも終わるのは深夜2時頃だった。

バイト先から家までは、
普通の通りを使えば自転車で10分程なのだが、
近道を通ると5分程に短縮出来たので、
普段はそっちの道を使っていた。

しかし通りの道と違って、
近道の方は街灯もほとんどなく
薄暗くて不気味な道。

通る時は、丑三つ時と言う事もあって
自転車でかっ飛ばして通る事にしていた。

ある時、自転車がパンクしてしまった為
歩いてバイト先に行った日の事。

帰りにどちらのルートで帰るか迷ったが歩きだし、
多少気味が悪くても早く帰れる方が良いか、と
いつも通り、近道を通って帰る事にした。

普段は自転車で飛ばして通るので
あまり周りを見ておらず、気がつかなかったが
半ばくらいまで行った十字路に、
反射鏡が設置してあった。

何気なくその反射鏡を見た時に
白い袖無しのワンピースを着た女性が
反射鏡の反対側に立っているのが映った。

肩より長い髪で、
下を向いているので顔は判らない。

深夜2時に、変な所にいるもんだ。

酔っ払ってる人か?と、思い
鏡から彼女の立つ場所へ視線を移したが誰も居ない。

見間違えたのかと思い、
もう一度反射鏡を覗く。

やはり、居る。

サーッと血の気が引いて、
急いで走って帰った。

後日、またバイトの帰り道。

きっと見間違えたに違いないともう一度、
帰り道に近道を使った。

自転車のパンクは修理している。

何かあれば、
自転車をかっ飛ばして帰ればいいと反射鏡の場所へ。

見間違いなんかじゃなかった。

今度はしっかりと確認した。

下を向いたまま微動だにしない。

白のワンピースを着た女性。

相変わらず、
下を向いているので顔は確認出来ないが、
全く動かないので
だんだんと恐怖は無くなり、
また次のバイトからはその道を使うようになった。

それから1年以上経過し冬になった。

バイトをしていると
雪が降り始め閉店する頃には、
すっかり積もってしまった。

自転車に乗って帰るのは、
危険だったので自転車を押して帰る事になった。

あれから、意識して反射鏡を見ることはなかった。

今日もまた、彼女は映るのだろうか?

そう思いながら、
十字路に立つ反射鏡を覗いた。

雪の降る中、
やはり彼女は前と同じように
微動だにせず、立っていた。

真冬だというのに、
袖の無い白いワンピース。

久しぶりに見たのもあって、
ジロジロと見ていると
今まで全く動かなかった彼女が
スッと頭を上に動かした。

鏡越しに視線が合った。

一歩こちらへ近づく。

鏡から視線が動かない。

また、一歩こちらに近づく。

振り向けない。

そうして、後ろまで迫ると

「ねえ」

と、耳元で聞こえた。

「見えてるの?見えてるの?見えてるの?」

ブツブツと呟くように。

「見えてるの?」

そして、肩に手をかけられそうになって…。

「ねぇ」

と耳の傍で囁かれた。

自転車をその場において、
全力で逃げてきた。

家の玄関で息を切らして
汗だくでぶっ倒れてた。

次の日に、
弟に自転車を取りに行ってもらい家族に話をしたが、
あの辺で事故があったり、
無くなった人は聞いたことが無いと言っていた。

じゃあ、一体あの人はなんだったんだろう・・・。

それ以来その道は通っていない。

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