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真夜中 - 超怖い話 実話

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真夜中

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ある町の学校に通うA君のクラスである怪談が流行り始めた。



どうやら、広めているのはB君らしい。



B君の話によると、学校の裏にある山には古井戸があり、



その井戸を真夜中に覗いて水面に自分の顔が映らなかった人は



1週間以内に死んでしまうというものであった。



その噂を確かめようとして、水面に顔が映らなかったC君は



昨日から高熱で学校を休んでいる。



A君はその噂を確かめようと、友達のD君と古井戸に行く事にした。



真夜中に家を抜け出して、古井戸の所まで来たのはいいものの、



夜の井戸は気味が悪い。



しかし、クラスの友達の前で迂闊にも宣言してしまったため後戻りできない。



二人は意を決して古井戸を覗きこんだ。



そこで二人が見たものは、古井戸の水にぼんやりと映っている顔であった。



しかし、水面に浮かぶ顔は一つであった。



うわああああぁぁああっ!!!!



夢中で山を逃げ降りた二人は、互いにあの水面に映った顔が自分だと思い聞かせた。



翌日、学校で二人は昨夜の出来事を全てB君に話した。



すると、話を聞いていたB君の顔から血の気が引いていった。



それを見たA君が、どうしたのかと尋ねると



真っ青な顔でB君が言った。



……あの噂は俺が作った嘘なんだよ…。



あの井戸……今は水が入ってないぞ。



お前らの見た顔は……一体誰の顔なんだ…?





【解説】



















『そこで二人が見たものは、古井戸の水にぼんやりと映っている顔であった』

『あの井戸……今は水が入ってないぞ』

とあるため、本来は水が入っていないはずなのに、

なぜ水が入っていたのか?



この部分は文章から理由を探せそうにない。





ただ、B君は演技派で

最後の3行までがセットで

B君が考えた噂なのではないか?



井戸の中に今水が入っていないというのは、

怖がらせるための嘘。



そのため、どんな風に映っていたとしても、

『今は水が入っていない』

というだけで恐怖を与えることができる。



しかし、今回は

『水面に浮かぶ顔は一つであった』

のが問題である。



B君はこれについては触れていない。



だから、

『今は水が入っていない』

というまでが落としどころで、

『水面に浮かぶ顔は一つであった』

というのはイレギュラーだったのだろう。



そして、B君はそのことに気付いていない。





こういう噂は作ってしまうと

本当に現実化してしまうことがあるようだ。



もしかしたら、B君の作った噂によって、

A君とD君の身に何かあるかもしれない。

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