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【超怖い話 実話 心霊・怪談】止まった瞬間、短編 - 超怖い話 実話

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【超怖い話 実話 心霊・怪談】止まった瞬間、短編

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前の会社は渋谷の雑居ビルの中にあった。

ビルは9階建てで、
前の会社はその6階にあった。

そのビルは、
色々噂のあるビルだった。

残業して泊まりになった人が深夜女の声を聞いたとか、
別会社(別の階)の話によると、
社員で写真を撮ったら
女性の横顔が写ってたということもあったらしい。

その日、
22時近くまで残業になった。

もう終いにして
みんなで食事でもして帰ろうってことになった。

翌日はゴミの日だった。

残業しても終わらなかった仕事は
明朝から取り掛かかろうと、
ゴミを出して帰ることにした。

ゴミは全部で5袋、
残業した社員は5人。

部長もいて、
まさか部長にゴミを持たせるわけにもいかない。

エレベーターも狭かったから、
3回に分けて下に降りることになった。

それで、私と社員2名と、
ゴミ袋を2回に分けて持っていくことになった。

それで、
1回分降ろしてるときなんだけど…

そのビル、空きテナントがあって、
2階3階、私たちより上の階にも空きがあった。

なのに、
2階でエレベーターが止まった。

エレベーターが止まった瞬間、
無人の真っ暗いテナントスペースが広がってた。

初めは誰かが間違いで押したのかな?って、
3人で顔をキョロキョロした。

ゴミをゴミ捨て場に放り込み、
再びエレベーターに乗る。

間違いなく『6』だけを押し、
エレベーターを上昇させる。

ところが、
またもや2階で止まる。

2階ばかりか、
今度は3階にも止まった。

さすがに気味が悪かったけど、
努めて平静にして、6階まで上った。

エレベーターの前には
部長ともう1名の社員がいて、
終い支度をしてるところだった。

エレベーターが上の階まで上っていった。

8階で止まったのを確認したんだけど、
誰も降りてくる気配がなかった。

もう、みんな無言。

だけど、
最後に下りてくることになった部長と社員を
イタズラに怖がらせちゃいけないから、
こういうことがあったってことはそのときは言わなかった。

上の会社の人が残ってたのかなって思ってたんだけど、
降りてきたエレベーターには誰も乗っていなかった。

2回目のゴミ降ろしのときは何も起こらなかった。

エレベーターの前で部長と社員を待ったんだけど、
そのエレベーター、上昇し始めたと思ったら、
今度は9階まで上っていった。

下で待ってる3人のうち、
一人が、外に出て8階、9階の灯りを確認に行った。

戻ってきて、引きつった顔で、

「誰もいないって。灯りついてないもん…」

しかも、9階もまた、
空きテナントだった。

部長と社員はすんなり下に降りてきた。

その後、居酒屋にて、
みんなでエレベーターの話になり…

私たちが1回目のゴミをゴミ捨て場に放り込んでる最中、
実は無人のエレベーターが動いてたことを部長から聞いた。

無人のエレベーターが開き、
すぐにまた下に降りたから、

ああ押し間違えたんだろうなと思い、
大して気にもしなかったんだそう。

まさかってことが目の前で起こり、
みんな呆然としちゃって、
その話のときは、
みんな全然盛り上がってなかった。

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