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不気味だ。  - 超怖い話 実話

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不気味だ。 

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夜型な俺は、
その日も日付が変わってから空腹を感じて、
軽く食事をすることにした。

昼間に買っておいた食材で腕を振るおうとしたんだが、
いざ冷蔵庫を開けると、
一つ買い忘れた材料があったようで、
これでは作りたい料理が作れない。

しかたなく24時間営業のスーパーへ徒歩で向かう。

せっかくわざわざ来たのだからと思って、
今回は缶詰で作ることにした。

買い物を終えて帰り道。

住んでいるアパートも見えてきた。

薄暗い道なんだが、
ちょうど反対から女の人が歩いてきて、
しかし特に気にすることなくすれ違った。

が、すれ違って5メートルくらい通り過ぎたところで
女が呼び止めてきた。

「落としましたよ?」

女が手に持っていたのはケチャップだった。

当たり前だが、
そんな大きなものを落として気付かないわけもないし、
そもそも買ってもいない。

怪訝に思いながら落としていない旨を伝える。

「いえ。あなたが落としたんですよ」
「無いと困るんじゃないですか?」

なぜか譲らない女に気圧されて、
そのケチャップを受けとってしまう。

不気味だ。

「私は……ピーマンは入れないほうが好きですけどね」。

そこで俺はぞっとして、
逃げるように部屋に帰った。

ケチャップとトマトピューレはそのまま捨てた。

それ以来ナポリタンは一度も作っていない。

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