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「儀式は成功した」 - 超怖い話 実話

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「儀式は成功した」

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大学のサークルの先輩が面白いものを手に入れたと言ってきた

俺は何ですか?と

先輩はニヤリと笑ってこう言った

「ゴブリンの右手だよ」

俺は驚いてこう聞き直した

「え?ゴブリンってあの
ファンタジーとかに出てくる・・・」

そして先輩は

「そうだ、
今週の土曜日これを使ったある儀式を行おうと思うが
お前も興味があったらやってみないか?」

俺は多分それは作りものだろうと思っていたが
先輩が真剣な表情をしていたし
そのゴブリンの右手というのが
どういうものか興味があったので
一緒に参加してみることになった・・・

そして儀式の日の夜、
俺と先輩はサークルの部室集まり儀式を始めた

俺はその儀式については初耳だったので
どういう儀式なのか聞いてみると先輩が

「この儀式を始めるには7つの触媒を必要とし、
どうしてもあと1つが手に入らなかったんだが
この間見つけた駅の裏にあるXXXという店で偶然見つけたんだ」

そう言いながら触媒を1つずつ
見たこともない歪な文様の布の上に置いていった

ネズミの頭
鶏の体
猿の左手
カエルの右足
トカゲの左足

「ここまではどこにでもあるものだったから簡単だった」

「そしてこれがゴブリンの右手だ」

そういうと
先輩はどこかの映画で見たような
生き物らしき手を布の上に置いた

ふと俺はある疑問がよぎり
先輩に質問してみた

「今のところ6つしか触媒がないですよね?
残り1つは何ですか?」

それを聞いた先輩は
ふふんとした表情してこう言った

「術者の生血だよ」

俺は一瞬、嫌な感じを受けたが
続けて先輩はこういう

「一人でこの儀式をやっても成功したかどうかを証明する手段がない
そこでお前にはこの儀式の証人になってもらいたい
正直お前は何もしなくていい儀式は俺がやるから
お前はただ見ててもらえばいい」

そう言うと先輩は儀式の準備は始めた

「これはキマイラを呼び出す儀式なんだ」

そう言いながら
各触媒を生き物の形になるように配置していった

そして呪文のようなものをつぶやきながら
右手を刃物のようなもので切り血がしたたり落ちる

俺が

「大丈夫ですか」

と聞くと先輩は

「大丈夫だ問題ない、
後で処置をすれば命に別状はない」

触媒の上に先輩の血が落ちていき
触媒が赤く染まってゆく

何分経っただろうか?

もしかしたら数秒も経ってないかもしれない

静まり返った部室の中、
先輩は口を開く

「儀式は成功した」

そういうと部室の外へ出て行った

すぐに追いかけようと廊下に出ると
もう先輩はいなくなっていた

部屋に物を置きっぱなしだとまずいと思い
ふと部室を見ると
先輩が用意したものはなくなっていた

血が滴っていたはずなのに
その痕跡もなくなっていた

そのあと先輩の名前を呼びながら大学の構内を探したが
いくら探しても見つからず
諦めてとりあえず自宅のアパートに戻った

次の日、大学に行き
サークルのメンバーに
○○先輩見ませんでしたかと聞くと

「○○先輩なんていたっけ?」

そう言って他のメンバーにもその子が聞き直した

他のメンバー知らないと言い

「君の勘違いじゃない?
そんな人いないよ」

と言われた

納得できなかったので
いつも見ているサークルのメンバーリストを見せてもらったら
先輩の名前がある場所には違う人名前があり
先輩の名前はなかった

信じられなかった俺は
先輩が住んでいたアパートに行ってみたところ
部屋には表札がなく
何年も住んでないような空家だった

俺は先輩から聞いた店を思いだし
駅の裏にあるという店を探したが
XXXという店は見つからなかった

そして俺は
先輩の存在が居たのかどうかも信じられなくなった

そういえば先輩の顔
どんな顔してたんだろう?

結局、先輩の言うキマイラの儀式とはなんだったのか

ゴブリンの右手はとはなんだったのか?

先輩への記憶が薄れてゆく中、
俺はこの文章を書いている

多分、先輩の記憶はなくなってしまうだろう

そしてこの文章を読んだ方へ

ゴブリンを右手を手に入れたという人がいたら
すぐに手放すよう話してください

そうしないと俺が先輩を助けれなかったように
その人が居なくなってしまうかもしれません

もう一度言います

ゴブリンの右手は手放してください

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