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不可解な出来事もあるだろうが、 - 超怖い話 実話

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不可解な出来事もあるだろうが、

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冬に家族と同居してる友人宅に遊びに行った時のこと。

その日は、
友人宅で夕食をご馳走になった後、
友人の部屋で酒を飲みながら話をしていた。

酒が良い具合に回ってきた頃、
相談というより頼みごとがあると
友人が切り出してきた。

その日俺を家に呼んだのは、
その頼みを聞いてもらうためだったという。

友人が言うには
1週間前頃から寝入りばなに音楽が聞こえる。

最初に聞こえたときは、
音も小さくノイズだらけで
何の曲かさっぱりわからなかったが
日を追うごとにノイズも減り、音量が大きくなってきて、
昨日の夜にははっきりとある曲が聞こえるようになった。

家族の誰かがその時間帯に音楽を聞いていたのが
自室に漏れ聞こえてきたのではないかと思い尋ねてみたが、
誰もその時間帯に音楽をかけたり、
TVをつけたりはしていなかった。

田舎だから、隣家とはそれなり離れており、
他所から聞こえてくる音楽とも考えにくい。

友人も俺も、
世の中には不可解な出来事もあるだろうが、
よく聞くあからさまな心霊話の類は
つゆほども信じていなかった。

そのため友人は自らの幻聴を疑ったが、
まだ家族には心配をかけたくないので、
今夜一晩一緒に泊まって
その曲が聞こえてくるか確かめて欲しいと言うことだった。

その後風呂をもらって夜が更けるまで
二人でとりとめも無い話をしながら酒を飲んでいたが、
日が変わってしばらくした頃、
テーブルに置いてあった友人の携帯電話が着信を告げた。

「赤い鼻緒がぷつりと切れた~」

1フレーズだけ流れて呼び出しは止まり、
随分渋い曲を着うたにしてるなと思っていると
携帯を手に取り、青ざめた顔で友人が呟いた。

「こんな着うたは入れてないし、
どこからも着信してない・・・」

その直後に友人が苦しみだして、
テーブルに倒れ付した。

突然の出来事に呆然としたが、
友人の様子を確認すると
息はあったものの意識がなかったので
急いで友人の家族を呼び、電話で救急車を呼んだ。

搬送先の病院で
友人の家族とともに彼の無事を祈っていたが、
処置の甲斐なく友人は亡くなった。

死因は大動脈瘤破裂とのことだった。

件の着信は直接携帯を見た訳じゃないので、
本当に着信がなかったのか今となってはわからないが、
偶然にしてもひどく恐ろしかった。

当時は、床に就いた時
どこからともなく音楽が聞こえてきやしないか
気が気じゃなかった。

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