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壁もボロボロだったのに綺麗になってた。 - 超怖い話 実話

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壁もボロボロだったのに綺麗になってた。

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夏休みに小学校のグラウンドで、
一泊二日のキャンプファイヤーをやった時の事。

夜になって火を囲んで
各クラスで出し物やって、
マイムマイム?ていう踊りやって、
最後に校内で肝試しをやることになった。

生徒たちの親と先生たちがおばけ役をやってくれて、
けっこう本気で泣いちゃう子が出るくらい
本格的だったのを覚えてる。

6年生のクラスは三つで、
全員で130人位だから時間かかってしまうので、
4、5人で1グループで校舎を一階から3階まで行って
スタンプ押して帰ってくるってルールだった。

キャンプファイヤーするにあたって、
あらかじめ決めてあった、
クラスがバラバラな班で肝試しした。

俺のグループは結構最後の方で、
先に終わって帰ってきたグループから
いろいろ情報を聞いた。

音楽室ではピアノの下から足を掴まれる、
二階の階段に先生が隠れてるなど、
女の子の前で恥をかきたくなくて必死に覚えた。

自分たちの番が来て、
俺はかっこつけて前に立ち、
その横に同じクラスのA君がいて、
後ろに違うクラスの女子二人(名は忘れた)が並び、
恐怖を隠すために
A君と大きな声でしゃべりながら校舎に入った。

なんとか後ろの女子に醜態を晒す事無く
3階の放送室(チェックポイント)に着き、
ハンコを押して、部屋を出ようと扉を開けた瞬間、
変な感じがした。

車に乗ってて、段差で
体がフワっと浮くのに似た感覚がした
(後に4人全員が感じてた事が分かった)

なんだ?と思ったが
別に変わったことは起こらず、
気にせずに階段に向かった。

電灯は一個しかなくて、
俺が持っていた。

階段をおりながら全然怖くなかったな
とかいいながら後ろの女子を振り返ったら、
電灯に照らされた女子の一人が青い顔でこう言った。

「・・・ここ新しくない?」

ほかの俺含め3人は
は?ってなる。

なに言ってるかわかんなかった。

「いつもホコリ臭いじゃん学校。
なんか新品の木のニオイするもん。」

俺はそこではじめて気付いた。

数十年たってる木造校舎の階段の手すりがぴかぴかだった。

毎日生徒たちに触られて
黒ずんでるはずの手すりが。

歩いてもミシミシもギシギシもいわなかった。

壁もボロボロだったのに綺麗になってた。

ここどこだよ。

4人ともこれはただ事じゃないと思って
急いで校舎までおりて
上履きのまま外に出ようとした。

だけど開かなかった。

それどころか
待機してるはずの先生もいなかった。

ガラスから外をみたら校庭が見えるのだが
煌々と光ってるはずの火も無く。

大勢の生徒もいない。

おれは固まってた。

なんだよこれなんだよこれ。

「途中でやめたかったら
窓から叫べって先生いってたよな!」

A君の一言で
俺らは昇降口のすぐ横の廊下の窓を
片っ端から開けようとした。

6つ位ある窓全部に鍵がかかってた。

普段は中から開けられる鍵なのに、
昔の差し込んでかける古臭い鍵になってた。

「ここどこなの?家に帰りたい。」

女子の一人が泣きだす。

正直おれも泣きそうだった。

A君が涙声で
ちくしょう、ちくしょうっていいながら
必死に窓をひっぱってた。

俺もそれをみて
隣のまどを思いっきりひっぱった。

神様帰らせてくださいって
なんどもいいながら。

どれぐらいやったかわからないけど、
A君の窓がすごい勢いで開いた。

その瞬間目の前のガラスに赤い炎が映って、
他の生徒たちの声も聞こえた。

4人は争うように窓から出た。

「あ、先生!俺君たち居た!」

突然いなくなった俺たちを
先生たちがさがしてくれてたみたいで、
すごい怒られた。

でもそれ以上に安心しちゃって
4人全員で先生たちに抱きついた。

それ以来、
夜はもちろん夕方の校舎にいられなくなった。

俺たちはあの時どこにいたんだ。

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2019.05.03|Genre:|Thread:恐怖の体験話コメント(0)トラックバック(0)Edit
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