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しばらく何が起きているのかわからず、 - 超怖い話 実話

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しばらく何が起きているのかわからず、

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週1でとある病院に当直バイトに行っている。

大抵俺が泊まる部屋は決まっているのだが、
ある日混んでるという理由で
古めかしい棟の一室に割り当てられた。

建物との見た目とは裏腹に、
部屋は意外にも小綺麗だった。

その日は忙しく、
荷物を置くとほぼ同時に呼びだされ、
部屋に戻ったのは深夜だった。

鍵をあけ、
部屋に入ると真っ暗だった。

灯りのスイッチを探して二三歩進むと、
後ろにあるはずの廊下の灯りもなくなっていた。

本当に真っ暗で何も見えない。

しばらく何が起きているのかわからず、
呆然としていると、
遠くから人が歩いてきた。

真っ暗なはずなのに、
その人の姿ははっきり見える。

六畳ほどの部屋のはずなのに、
距離感からしてその人は随分遠くから歩いてくる。

ふと気づくと、
あらゆる方向から同じように人が沢山歩いてくる。

暗いはずなのに、
いずれもぼうっと姿が見える。

囲まれる!

直感的に恐怖を感じ、
にげようとしたが、
あっというまに囲まれた。

彼らがすぐ近くまで来て気づいた。

全員同じ顔で、
同じ普段着の服装をしている。

表情に乏しいが、
全員コピーしたみたいに
全く同じ表情をしている。

とにかくなんとかしなければと、
混乱した俺は、
何も考えず何故かその人混みを掻き分け、
わって入った。

そいつらは一言も発せず、
俺を邪魔することもなく、
ただ怪訝そうな表情をして突っ立っている。

その人混みを突っ切っている中、
ふと気づくとそこは廊下だった。

勢い余った俺はその場に転げ倒れていた。

汗びっしょりで動悸が激しく、
しばらく動けなかった。

守衛にクレームをつけると、
詳しくは聞かず、
あっさりと部屋を変えてくれた。

あまりにも気持ち悪くて適当な理由をつけて、
そのバイトは辞めた。

彼のときの連中の顔が忘れられず、
今も夢に見るよ。

怖かった。

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2019.06.04|Genre:|Thread:恐怖の体験話コメント(0)トラックバック(0)Edit
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