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一つだけ友人の形見というすごく大事な物があったので、 - 超怖い話 実話

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一つだけ友人の形見というすごく大事な物があったので、

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我が家には私所有のマグカップが大量にある。

ブランド物だとかコレクションだとかそういうのではなくて、
ただ好きで最初にいくつか持っていたのを見た友人が、
集めているのだと勘違いして、
余ったのやいらないのをくれたりしたのが原因。

なので大量にあるけど、
別にすごく大事だったりする訳ではない。

むしろ置き場所に困るので、
少しくらい誰かにあげたりしたいくらいだ。

…という話をした翌日、
マグカップがごそっと盗まれた。

窓をこじ開けた形跡があったし、
何よりもマグカップの中に、
一つだけ友人の形見というすごく大事な物があったので、
慌ててKに通報した。

すぐKは駆けつけてくれたけど、
有力な手掛かりは得られず、
何か分かり次第連絡するということになった。

三日後、ご近所の奥さんAが、
旦那さんと泣きながら謝りに来た。

「ほんの出来心で大変申し訳ない事をした、
謝っても謝り足りない。
どんな償いもそちらの言う通りにするから、
頼むからあの祟りを止めてほしい」

祟り!?

一体どういうことだ、
もしや友人が陰から私を守って…
などとパニックになりながら色々脳裏をよぎるが、
どうやら違う模様。

Aが言うには、
マグカップが置いてあった棚に飾ってあった人形も一緒に持ち帰った。

その日から毎日夢に人形が出てきて、

『おうちに帰して~』

と泣くらしい。

最初はただの夢だと思ったが、
A夫も同じ夢を見るわ、
A子は急にオカルトじみた事を言い出すわで、
怖くなって盗品を全て返しに来たそうだ。

そういえばそんな人形もいたよ…
すっかり忘れていた…

この人形、
うちの祖父が亡き祖母の形見としてずっと可愛がっていたもの。

祖父の死に際して貰うなら女孫がいんじゃね?
と親族が適当に私に押し付けた。

以来ずっとうちの棚の端っこに鎮座している、
オカルトの欠片もなかったフツーの人形。

まさかじーちゃんの人形がここで来るとは…
と謎のインパクトに襲われた。

マグカップも全て綺麗なままで返ってきたし、
心底反省してるようだし…と、
窓の修理費用と念書とちょっとの慰謝料で済ませた。

全て解決したのはいいのだが、
じーちゃん、孫は急にこの人形が怖いです…

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2019.07.28|Genre:|Thread:恐怖の体験話コメント(0)トラックバック(0)Edit
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