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おにぎりを頬張りながら美しい展望を眺め、 - 超怖い話 実話

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おにぎりを頬張りながら美しい展望を眺め、

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ちょっと昔に聞いたお話。

その頃いろんな事に嫌気がさした爺さんは、
会社を休み山に登った。

四時間位登り、
少し下界を眺められる様な所で休憩をとった。

おにぎりを頬張りながら美しい展望を眺め、
その景色に癒されながら、
ふと水筒に手を伸ばした。

無い…後ろを振り替えると、
自分の座っていた所から10m位先にちょこんと立っていた。

首を捻ながら水筒を持ち上げると妙に軽い。

試しに振ってみても液体の音がしない。

がっかりしながらさっきまで座っていた所に戻ると、
今度は残りのおにぎりが無い。

余りの事に言葉を失っていると後ろから、

クスリ

と子供の笑い声が聞こえた。

振り返ってみると、
ちょうど狐の尻尾が林の中に消えていくのが見えた。

もう行こう…と思い荷物を片付けようとしたら、
おにぎりの容器の中にこの時期には珍しい山菜が沢山入っていた。

余りの量の少し後ろめたい気持ちになったが、
麦茶とおにぎりのお礼として受取りその場を後にした。

今でも爺さんは、

「おにぎりと麦茶だけで、あの量の山菜を貰うのには気が引けた」

と目を細めて語る。

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2019.08.16|Genre:|Thread:恐怖の体験話コメント(0)トラックバック(0)Edit
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