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俺は仕事の都合で上京し、 中野のマンションに住んでいた。 - 超怖い話 実話

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俺は仕事の都合で上京し、 中野のマンションに住んでいた。

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8年ほど前、
フリーのプログラマーをやっていたころの話。

俺は仕事の都合で上京し、
中野のマンションに住んでいた。

その日は仕事が忙しく、
深夜1時になっても
PCの前でキーボードを叩いていた。

すると突然、

チリン、

と鈴の音が聞こえた。

外からだった。

廊下に誰かいるらしい。

今度はドアを叩く音がする。

俺の部屋ではない、
隣の部屋だ。

隣には仕事仲間のAさんが住んでいる。

今、
Aさんも俺と同じプロジェクトに参加しているから、
起きて仕事をしているはずだ。

こんな時間に客か?
と思って耳を欹てていると、
ドアが開く音がして、
Aさんの声と、女の声が聞こえてきた。

客は女だったようだ。

会話の内容は聞き取れなかったが、
Aさんは何かうろたえているようだった。

その間も、
チリン、チリンと鈴の音が聞こえていた。

鈴は女がバッグか何かにつけているものなのだろう。

やがて会話が途絶え、
ドアが閉じる音がした。

帰ったのかな?と思っていると、
いきなり携帯が鳴った。

Aさんからだ。

「やべえ…今、すげー変な女が来た」

電話の向こうのAさんは
完全にテンパっていた。

Aさんによると、
ドアを開けると髪の長い陰気な女が立っていて、

「○○さんはいますか」

と聞いてきたのだという。

Aさんは○○という名には覚えがない。

それを女に伝えると、
女は納得いかない様子で

「○○はここに住んでいるはずですが」

と言った。

○○というのは、
この部屋の前住人なのか?
だとしても、
こんな時間に訪ねてくるなんてまともじゃない。

急にAさんは怖くなって、

「とにかく、そんな人はいません」

と一方的にドアを閉めたという。

「あれ絶対ストーカーだろ…
なんで俺の部屋に来るんだよ。
俺は関係ねーだろ。
ふざけんなっつーの」

「まあまあ、
その女はもう帰ったんだからいいじゃないスか」

愚痴るAさんをなだめ、
俺は仕事を再開した。

そして4時を過ぎ、
眠い目をこすっていたら、

チリン、

と鈴の音が聞こえた。

眠気は一瞬で吹っ飛んだ。

直後、Aさんが半泣きで電話をしてきたのは言うまでもない。

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2019.08.04|Genre:|Thread:恐怖の体験話コメント(0)トラックバック(0)Edit
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