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「幽霊に遭遇し易くなる方法」なんだと。 - 超怖い話 実話

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「幽霊に遭遇し易くなる方法」なんだと。

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友達同士で、
知ってる怪談を語り合おうって集まりがあったんだけど、
その時の話ん中で個人的に凄く気にいった話があるので聞いてくれ。
(俺に文章力ないのと、
忘れちゃってる所は少し脚色しちゃってるかもしれんが
勘弁してほしい)

ある大学生4人組が
夏の終わりに肝試しをやろうって事になったんだって。

ただ、そこら辺のお墓とかでやってもつまらないから、
近場に心霊スポットがないか探してみたらしいんだ。

そしたら車でだいたい3時間ちょっと位の場所に
有名な廃墟があるってんでそこに行く事にした。

んで肝試し当日。

夜の11時位にその廃墟に到着したんだけど、
廃墟に入る前に言いだしっぺの奴(以降T)が

「俺ちょっと面白いネタ仕入れてきたんだけど」

って言ってきたんで、
とりあえず肝試しを始める前に聞いてみる事にしたんだ。

なんでも、Tが聞いたそのネタってのが
「幽霊に遭遇し易くなる方法」なんだと。

その方法ってのが【眼隠し鬼】って呼ばれてるもんで、
そんなに難しい準備とかもいらないけど
かなり効果が期待出来るもんらしい。

簡単にその【眼隠し鬼】のやり方を説明すると、


・まず2人以上で霊がいそうな場所に集まる

・お互いの片手を繋ぎ1人が目隠しをする
(これ以降絶対に手を離してはいけない)

・目隠しをしている人が
「鬼さーんどーちら♪答えーておーくれ♪」
と大きな声で呼びかける

・声を出さない様に息を潜め、耳を澄ます

・何も聞こえない場合は再度呼びかけるか、
場所を変えて呼びかけてみる

・目隠しをしている人が
何かしらの声や音が聞こえた場合は
目隠しをしたままその方向に向う
(その際目隠しをしている人が危なくない様、
もう1人は移動の手助けをする)

・声が聞こえなくなったり、
どちらの方向に向えばいいか解らなくなったら
その場で再度呼びかけを行う

・これを繰り返す


って感じ。

Tによると、
人間ってのはほとんどの情報を視覚から得ているらしい
(だいたい80%とか)

んでよく
「目が見えない人は聴覚や嗅覚が異常に発達する」
みたいな話を耳にすると思うけど、
あれは霊感にも言える事なんだそうだ。

実際、怖い話とかでも
目の見えない人が霊を感じやすいってのはよくあると思う。

この【眼隠し鬼】は、そんな
「霊感が鋭くなった状態」に出来るだけ近づけて、
霊を発見し易くする方法なんだそうだ。

その話を聞いた他の3人は
正直あんまり乗り気じゃなかったらしい。

普通に廃墟を探索して
ちょっと怖い思いをして帰れればそれでいいと思ってたから。

でもTが

「せっかく3時間もかけて来たんだし
これ位しないとつまらないだろ」

と強引に勧めてきたんで
3人も渋々了承したんだ。

廃墟の中に入ってすぐに
Tは3人の内の1人と手を繋ぎ、
持ってきた黒い布で目隠しをした。

そんで例の言葉を大きな声で呼びかけた。

辺りがシーンと静まり返り、
3人とも息を殺してじっとTの反応を待った。

誰も一言も発さずに十数秒位経った時、
堪らず1人が

「な、なんか聞こえた?」

って恐る恐るTに聞いたんだ

Tはすぐには返事をしなかったけど、
少ししてから

「虫の声しか聞こえねぇーや」

とちょっと笑いながら言ったんだって。

その言葉を聞いて他の3人も一気に緊張が解けて
「やっぱな~」とか「まぁそんなもんだろ」とか
ワイワイ喋りだした。

その後も場所を変えて「呼びかけ」を行ったんだけど、
特に何か聞こえる事もなかったし
4人共最初とは打って変わってこの状況を楽しんでたんだ。

だけど長い廊下みたいな場所に来ると
急に状況が変わった。

「なんか聞こえる」

Tがぼそっと言ったその言葉に
思わず他の3人の足が止まった。

ビビリながらも

「冗談だろ?」

と茶化してみたけど、
Tの表情は真剣そのものだったらしい。

「なんか風の音みたいな感じで
『オーーオーー』って言ってない?」

そう聞かれてすぐに3人も耳を澄ましてみたけど
全く聞こえなかった。

Tは廊下の奥を指差して

「たぶんこっちから聞こえてる」

と言うので、
仕方なく先に進む事にしたんだって。

廊下の奥の方まで来るとTは

「たぶんこれ上の方から聞こえてるわ」

と言い出した。

それを聞いたTと手を繋いでる1人が急に

「・・・・・お前目見えてないよな?」

って言ったんだ。

どういう意味かと思い
後ろの2人がその先を覗くとそこには階段があった。

もうみんなヤバイって思い始めてた。

でもTだけは違ったんだ。

階段があるって教えると興奮しだして
1人で先に行こうとした。

慌てて繋いでる手を引っ張って止めると怒り出して
ちょっとした口論に。

他の3人はもう帰るべきだと主張したけど、
Tは続けるべきだと言って聞かなかった。

数分の間行くの行かないので押し問答を繰り返してたら、
Tが急にはっとした表情になって

「静かにっ!」

って
言ってみんなを黙らせた。

「・・・・・聞こえなくなった」

そう言うと
いきなりまたあの呼びかけを大声で叫んで
耳を澄まし始めたんだ。

最初の呼びかけよりずっと重苦しい雰囲気の中、
30秒位してからTは

「駄目だ、聞こえねぇー」

とみんなに伝えた。

瞬時に緊張の糸が途切れ、
ほっと息をつくと

「もう帰ろう」

とまたさっきのやり取りを続けようとした。

だけどTは少し考える様な素振りを見せると

「そうだな、もう帰るか」

とあっさりOKしてきたんだ。

他の3人は
一瞬呆気にとられてポカーンとしちゃったけど、
すぐ理解して早く帰ろうと全員で来た道を引き返した。

何事もなく無事に車までたどり着けると、
もうみんな安心しきっていたらしい。

その後の帰り道も特におかしな事が起こる事もなく、
そのまま終われば単なる夏の思い出になるはずだったんだ。

それから何日かして、
夏休みが終わってから初めての日曜。

あの時のメンバーの1人が
自宅でぶらぶらしてたんだ。

せっかくの休みだけど
特にやる事もなかったんで、
昼過ぎまで寝ててちょうど昼の1時くらいだった。

とりあえず暇だから
Tに電話でもして遊べないか聞いてみる事にしたんだって。

電話をかけると
Tはやけにテンションが高かったらしい。

なんかあったのかって聞くと
Tは信じられない事を言ってきたんだ。

「実は今こないだの廃墟に向かってるんだわ」

一瞬耳を疑ったが、
それより驚いたのが
Tは今1人でこの前の廃墟に向ってるんだそうだ。

なんで1人で行こうと思ったのか問い詰めると

「本来の【眼隠し鬼】は1人でやるものだったらしい」

とか

「1人の方が霊が接触してくれる可能性が高い」

「周りに生きた人間がいる状態だと
霊を感知するのが難しい」

だとか説明し始めた。

でもどう考えたって

『たった1人で目隠しをして廃墟をうろつき回る』

なんて事は危険極まりない行為だ。

すぐ止める様に説得したが

「もう着くから」

と言って一方的に電話を切られてしまった。

このままだとTが危ないと思い、
あの時のメンバーで
Tのいる廃墟に向う事にしたんだ。

急な話だったので
行くのは無理だって1人断られたんだけど、
幸い一緒に行ってもいいっていう別の友人が1人見つけられたので
3人で廃墟に向う事になった。

2時頃に出発したんで
3人が廃墟に着く頃には
5時を過ぎて日が沈み始めていた。

廃墟を目の前にして
正直3人共帰りたい気分で一杯だったんだけど、
Tが怪我でもして動けなくなってたら大変なので
日が落ちる前に早く探そうと勇気を振り絞ったんだ。

で、面倒なんで結論から言うと
Tは廃墟の中じゃなく外にいたんだって。

3階で不自然にドアが開きっぱなしになってる部屋の
空いていた窓の下にTはいたんだ。

たぶんそこから落ちたんだろう。

みつけた時にTはぐったりしていたけど
それほど高い所から落ちた訳ではなかったので、
全身打撲と右腕の骨折による全治2ヶ月半ですんだ。

後でTに聞いてみたら
何故か廃墟に入ってからの記憶がないらしい。

ありがちな話だけど、
気づいたら病院のベッドで寝ていたそうだ。

「窓から飛び降りるなんて俺も馬鹿だよな~w」

なんてTは見舞いにきた友人達におどけてみせたが、
みんな全く笑っていなかった。

なんでもTが倒れていた目の前の林に
お墓というか墓石みたいなのが大量にあったらしい。

もしかしたらTはそれに呼ばれていたのかもしれない。

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2019.08.31|Genre:|Thread:恐怖の体験話コメント(0)トラックバック(0)Edit
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