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町からそう遠くない低い山ではあるが、 辺りには雪が残り空気も冷たい。 - 超怖い話 実話

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町からそう遠くない低い山ではあるが、 辺りには雪が残り空気も冷たい。

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不思議な話を聞いたので書いてみる。

(以下、話者)

春先、
相棒とふたりで沢の水質を調査するため
山道を進んでいた。

町からそう遠くない低い山ではあるが、
辺りには雪が残り空気も冷たい。

ふと、相棒が足を止めた。

どうしたんだ、
と尋ねる間もなく、
相棒は『向こう』といったふうに顎をしゃくる。

見ると、
十数メートル程先の低い木の枝に手が乗っている。

肘から先だけだ。

しかもその手は、
おいで、おいで、をしている。

さて、どうしようか。

戻りたい。

でも仕事はまだまだ終わらない。

結局、

(何も見たい、知らない!)

と強引に突っ切ることにした。

ふたりで駆け抜ける。

その下まで来たとき、
木からパサリと何かが落ちた。

反射的に振り向く。

それは、ただのゴム手袋であった。

淡いピンク色が丁度人間の肌の色に見えたようだ。

おそらく、
山菜取りに来た人が忘れていったのであろう。

しかし、
手袋は木に引っかかっていたのではなく、
枝の上に乗っていた。

手先を上にして。

しかも、そよ風ひとつ吹いていなかった。

狐にでもからかわれたようだと思ったという。

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2019.09.11|Genre:|Thread:恐怖の体験話コメント(0)トラックバック(0)Edit
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