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[超怖い話 実話]笑っている人達

超怖い話 実話 短編

とび職をしていた友人の旦那だんは、ビル建築現場から転落して、九死に一生を得た人だった。

よく聞くのが、人間は事故などに、死ぬまでの短いあいだに、それまでの人生を振り返るという。


旦那さんの場合は、地面に激突するまでの時間がとても長く感じられるという形だった。

作業中の事故にあった時の落ちている最中に、「まだ落ちないのか」と・・・

落ちている最中に上下左右を見回す余裕があったと言っていた。

たった数秒の落ちている間に、落ちて行く自分を見て驚いてわめいている同僚の様子や、

自分が転落するのを目撃した通行人たちの様子をはっきりと覚えていた。

あとで確認したところ、彼の証言と目撃者の証言とはピタリと一致していた。

おかしいのが、その証言のなかで一致しないものがあったそうだ。

その事故現場の向かい側には、もう一つ建築中のビルがあって、ほとんど完成していた。

内装こそはまだだったが、すでにビルとしての体裁はととのっていて、作業員の数もずいぶん少なくなっていた。

そのビルの4階の一室に、窓にそって人間が鈴なりに並んでいた・・・と。

そして・・・

落下していく自分をそれぞれが指さして、とてもおもしろそうにげらげらと笑っていたというのである。

笑い声まではしなかったが、黄色い歯をむきだしにして ゲラゲラ と・・・

顔はこまかく見れなかったが、没個性的な顔ばかりであったという。

それらのことをはっきりと覚えているし、ビルのどの部屋であったかも分かると言っていた。

でも出来立てのビルの中に、そんな大勢の人が一室にいるわけはなかった。

もし、いるとしたら作業員だったが、その人達は作業員の服装ではなかったということだ。

作業員で作業中の彼等が一室に集合していたということも考えにくい。

それも、窓際に鈴なりになって、死ぬかもしれない落ちて行く人間を笑いながら見物するなど・・・

目撃したものは何だったのか?

旦那さんは最後に・・・・

 『 あれは、死神だったかもしれないな〜』と言っていた。

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2018.05.13|Genre:|Thread:恐怖の体験話コメント(0)トラックバック(0)Edit
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