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何人の人々があの女の罠に陥り 絶望的な生き地獄を味わっているか・・。 - 超怖い話 実話

何人の人々があの女の罠に陥り 絶望的な生き地獄を味わっているか・・。

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私はこの時を待っていた。



あの女が無防備で一人でマンションから出てくるこの時を・・・。



何人の人々があの女の罠に陥り
絶望的な生き地獄を味わっているか・・。



しかし、もう人々が苦しむことは無いのだ



私がこの手でカタをつける!




「警部、あの女しぶとくて動機を何もはきません」



「そうか、被害者の女優だが犯人に怨みでも買われていたのか?」



「いえ『この世の不気味な話』というオムニバスホラードラマでデビューした女優で
確か役柄が『苦しんでいる人々に甘い話を持ちかけて生きたまま臓器を奪う』
組織の女の役です」




私は人々を苦しめるあの女をとうとう・・・・。





【解説】



















語り手はドラマの役柄と現実の区別がつかず、

『苦しんでいる人々に甘い話を持ちかけて生きたまま臓器を奪う』

役柄を演じた女優を殺した。



とはいっても、本当にこのような人間性だったとしても

女優を殺す権利はないわけで…



どちらにしても殺人罪を問われてしまうのだが。





それにしても、

『あの女しぶとくて動機を何もはきません』

と言っているが、

本当に犯人は女なのだろうか?



警部が

『被害者の女優だが犯人に怨みでも買われていたのか?』

と聞いているにも関わらず、

急に役柄の説明をし始めている。



普通に考えてそのようなことが怨みになるとは考えないだろう。



となると、この説明している人が

犯人ではないだろうか…?

などと思ってしまう。

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2019.09.09|Genre:|Thread:恐怖の体験話コメント(0)トラックバック(0)Edit
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