FC2ブログ

1億円にあたるということだ。」 - 超怖い話 実話

ピックアップ!

1億円にあたるということだ。」

7811740a-s.jpg

目が覚めると、俺はベッドか何かに寝かされていた。



するとどこかから声が聞こえた。



「おはよう。目が覚めてなによりだ。」



俺はその声の主に質問してみることにした。



「ここはどこですか?」



「ここは病院、君は開発中の新薬を誤って投与され、
7年もの長い眠りについていたのだ。」



「なんですって!?」



「体に異常はないからすぐにでも退院できる。
君には保障金として、1000万円が支払われる。」



1000万だと?



それでは失った時間を埋め合わせるのに
それはあまりにも酷ではないか。



そう考えていると、声がなんだかザワザワしだした。



そして、慌てた様子で先ほどの声の主が言った。



「すまない、勘違いしていた。
君が眠ってから今までの間に、
日本では、大きな言葉の変革が有ったんだ。」



「言葉の変革ですか?」



「そう。言語体系が変わり、
現在では数字の意味は全て
『君が知っている数字の10分の1』になったんだ。」



「……どういうことですか?」



「つまり、1000万円というのは君の感覚で言うと、
1億円にあたるということだ。」



なるほど。



言葉の大きな変革は歴史の中でも何度か有ったが、
それが眠っていた7年の間に起きたということか。



しかし、1億円か……



それならこれからの人生で色々なことができそうだ。



悪くないな。





【解説】



















『君が知っている数字の10分の1』



これはお金だけでなく、

年月についても言えること。



つまり、

『7年もの長い眠りについていたのだ』

というのは、

実際は70年もの永い眠りについていたことになる。



70年で1億はつらいか…などと思うものの、

70年もの長い間眠っていたら

体はどうなっているのだろうか?



コールドスリープだと問題なさそうだが、

病院ということからそんなことはしていないだろう。



語り手が眠りにつく前の年はわからないが、

すでに寿命が近く、

1億も使いきれないくらいかもしれない。



そもそも70年も経っていることに気が付いたら

発狂してしまってお金どころではなさそうだが…。

関連記事

スポンサードリンク

タグキーワード
2019.09.24|Genre:|Thread:恐怖の体験話コメント(0)トラックバック(0)Edit
コメント
非公開コメント

トラックバック
Copyright © 超怖い話 実話 All Rights Reserved.
当サイトのテキストや画像等すべての転載転用・商用販売を固く禁じます