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先生がまだ高校生の頃に体験した話 - 超怖い話 実話

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先生がまだ高校生の頃に体験した話

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教育実習にきた先生から聞いた
洒落になってない話。

先生がまだ高校生の頃に体験した話だそうです。

先生は友達四人と、
バイクで先生の住む県にある、
マイナーな心霊スポットに肝試しにいったそうです。

その心霊スポットは、
県境の山間にあるといわれている廃屋で、
その廃屋には無数の霊魂が集まっている、
そういう性質をもった場所なんだ、
と噂されていたようです。

ただ、誰もその廃屋の正しい場所を知らない、というのが、
その心霊スポットにまつわる怪談の落ちにも使われていたようです。

先生たちは廃屋を探すため、
廃屋があると噂される場所の近くまでバイクで行き、
適当なところにバイクを停めて、
ガードレールを乗り越え、
山の中へ向かったそうです。

先生の前には、
友達四人が歩いています。

先生はその後ろをついていく形で歩いていたそうです。

どうしてか、というと、
先生はその時、
急遽来れなくなった友達に実況メールをしていたそうです。

先生ははぐれないように時折、
視線を上げて前を歩く友達四人の姿を
見失わないようにしていました。

辺りは真っ暗で、
先頭を歩く友達の持った懐中電灯の明かりだけが頼りでした。

しばらくは何事もなく、
ただ時折、静かな山の中に
遠くから車のクラクションが聞こえるくらいで、
何も怖いことは起きなかったそうです。

30分ほど山の中を散策していると、
ぽつんと、妙に開けた場所に出たそうです。

そこは、まるで以前何かがあったような、
明らかに人の手が入った形跡のある場所でした。

先生たちは興奮して、
ここが噂の廃屋があった場所ではないかと、
盛り上がりました。

先生は急いで、
メールしたそうです。

「廃屋跡らしき場所発見!
さっきから何か背筋がゾクゾクする!!」

このような内容のメールを送信した時でした。

先生は視界に端に、
何か白いふんわりしたものを捉えました。

おや?と思ってそちらを見ても、
何も変わったものはありません。

携帯に視線を戻します。

メール相手の友達も興奮していて、
返信がすぐに返ってきます。

すると、再び視界の端に、
ちらり、と同じように白いふんわりしたものが見えます。

先生は顔を上げて周囲を見渡しました。

けれど、何もいません。

前の方ではしゃぐ友達たちの姿があるだけです。

おかしいな、と思いながら、
先生はメールを続けるために、
視線を携帯に落としました。

すると、やはり視界に端に、
白いふんわりしたものが映るのです。

そこで、先生は視線を落としたまま、
その白いふんわりしたものを視界に捉えたまま、
なるべく、それを意識しないように、
ぼんやりと、それが何であるか、考えたそうです。

不思議なことに、
ちょっとでもその白いふんわりしたものへと意識を向けると、
それはたちどころに消えてしまいました。

そんなことを繰り返しているうちに、
先生は気づいたそうです。

それは白いスカートをはいた女性の下半身でした。

先生は首筋から寒気が走ったそうです。

先生は思わず視線を上げました。

何もいません。

だんだん怖くなってきた先生は、
前にいる友達四人に、
そろそろ帰ろう、嫌な気がする、
と伝えました。

最初、冗談めかしていた友達たちも、
先生の青ざめた表情を見て、
ただ事ではないと感じたらしく、
先生を囲むようにして、
バイクを停めた場所へ急いで戻ったそうです。

バイクの停めた場所へ戻ってきた時、
先生は、もう少しあそこにいれば、
もっと色んな体験ができたかもしれない、
と思い少し後悔したそうです。

ですが、
やはり怖い気持ちが残っていたので、
来る時はひとりで乗っていたバイクに、
友達四人の内のひとりである、
Aさんという女性を後ろに乗せて、
地元まで帰ったそうです。

帰り道の間中、
Aさんは、先生が怖くないように気を使って、
普段の何気ないどうでもいいような笑い話をたくさんしてくれたそうです。

先生たちは無事、地元へ帰り、
よく集まっていたファミレスで食事をしました。

先生は、そこで、
先ほど自分が見たものについて、
興奮気味に話したそうです。

その時はもう怖い気持ちはどこかへいって、
何よりも幽霊を見たかもしれない、
という事実にただただ、興奮していたそうです。

友達たちも、しきりに怖がったり、冗談めかしたりして、
肝試しとしては成功だ、なんて喜んだそうです。

ただ、Aさんだけが、
どこか浮かない顔で俯き加減だったのを、
先生は今でもよく覚えている、といっていました。

ファミレスを出て、
友達たちはそれぞれの家に帰っていきました。

ですが、Aさんだけが帰ろうとしません。

先生は不思議に思って、Aさんに、
どうして帰らないのか尋ねました。

Aさんは先ほどからずっと俯いたまま、
一言も喋っていません。

先生は徐々に、
山の中での出来事を思い出し、
怖い気持ちになってきました。

Aさんの様子が明らかにおかしいからです。

先生は本当に怖い気持ちになっていました。

帰り道の間中、
あんなに楽しいおしゃべりをしてくれたAさんと、
今目の前で俯いたまま黙っているAさんが
同じ人物に見えなかったからです。

先生は、Aさんに尋ねました。

ひょっとしてAさんにも何か変なことがあったのか、と。

その言葉に、
ようやくAさんが視線を上げました。

Aさんはいつも笑顔を絶やさない明るい人だったそうですが、
その時、先生は初めて、
Aさんのそのような表情を見たそうです。

とても暗く、
苦しそうな表情だったそうです。

Aさんはゆっくり話しはじめました。

これから当分の間、
バイクには乗らない方が良いこと。

家にも帰らないほうがいいかもしれないこと。

もし神社かお寺に知り合いがいるのなら、
すぐに相談した方がいいこと。

そして、Aさん自身も、
家には帰れないのだ、ということ。

先生はAさんがなぜそんなことを言うのか、
わかりませんでした。

先生は素直に、Aさんに、
なぜ家に帰ってはいけないのか、
バイクに乗らない方がよいとはどういうことか、
そして、そういった知り合いはいない、
ということを話しました。

先生の最後の言葉を聞いて、
Aさんは明らかに落胆したそうです。

そして、
Aさんは意を決したように、
先生に向かってこう言ったそうです。

「こういう話自体したくない。
けれどそれでは、
あなたは私の言うことを守ってくれない。
だから、正直に話します。
どうか信じて欲しい」

先生は強く頷きました。

Aさんは声をひそめて、
それはそれは小さな声でささやくように話し始めました。

先生はこの時の話を今でも夢に見るそうです。

それほどまでに怖かったそうです。

「まず、私は最初肝試しに付き合うつもりはなかった。
急遽来れなくなった友達の代わりに連れてこられただけで、本意じゃない。
そして、やはり軽い気持ちでああいう場所へは行ってはいけない。
本当に触れてはいけないもの、というのが世の中にはある。
そして、あなたはそれに触れてしまったらしい。
帰り道、私はずっと明るい話をしていたけれど、
それはあなたが怖がっていたからじゃない。
私が怖かったから。
だって、見つかってしまったんだもの。
ずっと追いかけてくるんだもの。
いい?ちゃんと聞いてね?」

先生は寒くて寒くて、
ずっと背筋が凍る思いで、
Aさんの話を聞いていたそうです。

「バイクのバックミラー、
あそこに、ずっと、映ってたよ。
あなたが見た、その白いスカートの女の人。
それと、、、」

Aさんは視線を、
先生の足元に落としました。

「さっきからあなたの足元で、
その女の人が、私のこと、じっと、見てるの」

先生の話はこれで終わりです。

この後、
先生はしばらくバイクに乗るのも止め、
Aさんと一緒に御祓いを受けたりしたそうです。

ただ、この時以来、
先生は起きている時は
常にいろんなところに意識を向けるようにしているそうです。

そうしないと、
ちょっとでも意識を外してしまうと、
また、あの白いスカートの女が見えてしまう気がする、
そうぼやいていました。

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2019.10.26|Genre:|Thread:恐怖の体験話コメント(0)トラックバック(0)Edit
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