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子供のころの体験をひとつ - 超怖い話 実話

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子供のころの体験をひとつ

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子供のころの体験をひとつ

俺は小学生のころよく怖い夢を見てたんだけど、
小さいころ寝る前に
親父が怖い話をよくしてくれた影響もあったのかもしれない。

そんな夢の中でとりわけ恐ろしく
今でもはっきりと覚えている夢がある。

夢の始まりはいつも決まっている。

季節は夏で時間帯は
おそらく夜中の23時くらいだと思う。

夢の中の俺は寝るために
部屋の雨戸を全部閉めるんだけど、
この雨戸を閉めるという作業が俺は大嫌いだった。

雨戸を閉めるためには窓ガラスと網戸を、
片側に全部寄せて雨戸を引っ張りだす必要がある。

そのため外の闇と対峙しなくてはならず、
闇の中で何者かがこちらをじっと伺っている気がして
俺はとても怖かった。

俺の部屋には窓が二つあった。

庭に面した南向きの大きな窓と西向きの小窓。

南向きの窓はまだよかったんだけど、
西向きの窓の雨戸を閉めるのが何より嫌だった。

西向きの窓を開けると、
手を伸ばせば届くくらいの距離にブロック塀があるんだけど、
その向こう側には雑木林が広がっていて、
真っ暗な雑木林の中で
何者かがこちらをじっと伺っているようで怖かった。

で、夢の話に戻るけど、
夢の中でもやっぱりこの西向きの小窓の雨戸を閉めるとき
俺は怖がっていた。

そして、
この西向きの小窓の雨戸を閉めるとき
いつもそれは起きた。

俺は雨戸を閉めるため
片側に窓ガラスと網戸を全部寄せて
雨戸を引っ張り出そうとする。

そのとき雑木林の暗闇の中に
何者かの気配を感じる。

恐怖で鳥肌が立つ。

俺は恐る恐る雑木林の方に目を向ける。

暗闇の中にはっきりと見える人影。

その正体はスーツ姿の3頭身くらいの小柄なおじさん。

そのおじさんがじっとこっちを見ている。

そして目が合った瞬間、
そのおじさんがなぜか
もう目の前のブロック塀のところまで迫っている。

俺は恐怖で速攻で雨戸を閉めようとする。

しかし、締め切れなかった雨戸の隙間から、
ものすごい勢いでおじさんの腕が部屋の中に飛び込んできて
俺の胸倉をつかまえようとする。

俺は恐怖で叫び声を上げようとするが
声が出ない。

そしていつもここでシーンが変わる。

気づくと俺は
片側二車線くらいの広い砂利道の真ん中に立っているんだ。

道の両脇には森が広がっていて、
季節が夏なのか蝉の声が聞こえる。

おれ以外には誰もいない。

道はずっと向こうまで続いている。

俺は道の真ん中を歩き始めるところで
夢の記憶は終わる。

ここまでが、
子供のころ頻繁に見ていた夢の中でも
一番怖かった夢の話なんだが、
これだけだと単に子供のころに見た怖い夢というだけで
終わってしまう。

しかしこの後、
俺は一生忘れることの出来ない恐怖の体験をすることになる。

今度は俺の小学生5、6年生くらいの実生活の話。

季節は夏でちょうど夏休み。

夏休みは毎日近所の友達と遊んでいた。

今はうちの周りは多くの人が引っ越してきて
住宅ばかりになったけど、
昔はそこらじゅうに空き地や雑木林などがあって
子供の遊び場には困らなかった。

当時はファミコンがはやってたけど、
今と違って外で遊ぶことのほうが多かったかな。

空き地でドッジボールやキックベースしたり、
川や沼とかも近くにあったりしたから
釣りとかザリガニ捕まえに行ったり、
あとはカブトムシやクワガタ捕ったりかな。

とりわけ俺も友達も
カブトムシやクワガタは大好きだったので
毎日のように捕りに行ったね。

で、俺の住んでいた町では
クワガタやカブトムシを捕るなら
絶対あそこという場所があった。

そこは自衛隊の駐屯基地で
一部一般の人も通りぬけとか出来るような場所だった。

基地内には
広い雑木林や貯水池、土砂などが積まれて出来た小高い丘などがあって、
エアーガンとかでサバイバルしたりと、
子供遊ぶ場所としては最高だったが、

その場所は学区外ということもあって
小学生が行くにはちょっと遠く、
貯水池などもあるから
親からは危ないから行ってはダメといわれることも多かった。

しかしカブトムシやクワガタ捕りには
絶好の場所ということもあって、
夏休み友達と行ってみることにした。

自転車で一時間ほどのところだった。

国道からわき道に入り森の中を抜けると
いつの間にか敷地内にいた。

敷地は広大で、
ところどころにある立ち入り禁止区域には
自衛隊の施設らしいものがあり、
地面が土のところは戦車かわからないけど
キャタピラーの跡らしきものがあちこちに残っていた。

誰かが作ったとみられる秘密基地のようなものもあった。

俺と友達はよさげな雑木林に入り、
スズメバチに注意しながら
夢中で木を蹴っては落ちてくる虫を広い集めた。

うわさとおり木を蹴ると
ボタボタと落ちてきた。

ミヤマ、ノコギリ、ヒメジジョウ(地域によって呼び名異なるかも)、コクワ。

2時間もするとカゴ一杯になり、
俺は友達と開けた場所に移り、
持ち帰る虫の選別をして楽しんだ。

選別も終わり
日も暮れ掛けてきたので
そろそろ帰ろうということになり、
自転車を置いた空き地まで行くことにした。

空き地の近くまで来たところで
ふと置いた自転車のすぐ近くに車が止まっているのが見えた。

青塗りの軽トラックで、
運転席には男性らしき人が座っているのが見えた。

少し離れていたのでよく見えなかったが、
車の中で頭を前後に揺さぶるような動作を続けていた。

俺と友達はなぜか急に恐怖に怖くなった。

基地内は一般の人も通り抜け出来ることは知っていたし、
悪いことをしていたわけでもなけどなぜか怖かった。

茂みの影から車のほうを伺いながら
自転車捕りに行こうか迷っていた。

意を決して自転車を捕りに行くことにした。

鍵をすぐに解除できるように手に持って、
車の後ろの方からそっと近づき、
鍵を解除してその場から逃げるように二人で走り去った。

路面は砂利や水溜りなどがある整備されていない道路なので、
乗るより手で押して走ったほうがはやかった。

車の人は特に追ってはこなかった。

それでも怖く逃げる速度はゆるめなかった。

そのとき後ろで友達の

「待って!」

という声が聞こえた。

走りにくい砂利道なので
足をとられどうやらコケタらしい。

俺は振り返った。

その瞬間、俺は凍り付いた。

俺の目に飛び込んできた景色は
夢に出てきたあの景色そのものだった。

遠くまで続く広い砂利道。

両側には広大な雑木林。

腰を抜かしたわけではないが、
恐怖で保っていた気持ちの糸が
プッツリ切れてしまうという経験を
はじめてしたように思う。

もう男の人のことなどどうでもよかった。

一刻もはやくその場から離れたかった。

俺と友達はなんとか無事に家まで戻ってきた。

友達には夢の話はしなかった。

後日、
同じ学年の違うクラスの子供のお父さんが自殺したという噂が広がり、
自殺場所はその自衛隊駐屯基地内だということだった。

俺と友達は
しばらく駐屯基地でみた男の人の話で盛り上がった。

あのとき見た車に乗った男の人が
その子のお父さんなのかは今でもわからない。

それ以来、
俺も友達も怖くなってしまい、
その自衛隊駐屯基地には行っていない。

俺は自分に霊感などないと思っているが、
子供の頃はよく金縛りにあったり正夢も見たりした。

金縛りはしょっちゅうだった。

体は動かないし息も出来ない。

足の親指から少しずつ動かそうとするんだけど、
あと少しってところで一気に力が抜ける。

まぁ最後は「ウワー」って
大声と一緒に汗びっしょりで飛び起きるんだけど。
正夢は2回見てる。

中学2年と3年のときクラス替えがあったんだけど、
夢の中で同じクラスになった人が
全員同じクラスになった。

ただ今にして思えば
俺は昔少し苛められていて、
この人と同じクラスになりたいとかなりたくないとかいう願望があった。

クラス替ってのは
先生が苛められっ子などに考慮して人選するっていうから、
夢の中での俺の願望と
先生が考えてくれた人選がマッチしただけなんだと思ってる。

金縛りも精神的ストレスからきてたもんだと思っている。

ただ、
あの駐屯基地で体験した恐怖だけは
今でも忘れることが出来ない。

振り返った瞬間
初めて訪れた場所が夢に出てきた風景と
全く同じだった瞬間よみがえった夢の記憶と恐怖。

不思議な体験だった。

今は大人になって怖い夢も不思議な体験もないけど、
やっぱりあの駐屯基地にだけは今でも行きたくない。

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2019.11.28|Genre:|Thread:恐怖の体験話コメント(0)トラックバック(0)Edit
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