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友人から聞いた、そのまた友人の話。 - 超怖い話 実話

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友人から聞いた、そのまた友人の話。

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友人から聞いた、そのまた友人の話。
(ご本人からワープロ打ちしたモノを頂きましたが、長いのではしょります)

Sさんの村では重病人が出ると、
村人が寄り合って(寄り合い=集まること)夜、
神社にお参りし回復祈願をするという風習がある。

10年近くも前の真冬の出来事。

村人の一人が手術を受けることとなり、その晩
村でお宮参りをすることとなった。

その日、仕事で遅くなったSさんが、
最終バスで村に帰り着いた頃には、
辺りはすでに真っ暗になっていた。

家に向かって歩き始めたSさんは、
通りの向こうから20~30人位の集団が
こちらに向かって近付いて来るのに気がついた。

朝、母親からお宮参りがあることを聞いていたSさんは、
特に不審と思わず、自宅と社への道が
途中まで一緒ということもあり、立ち止まって列の後ろについた。
(ただこの時、何となくではあるが、列の先頭を歩きたくないと思ったそうだ)

途中から列に加わったSさんに、
誰も注意を払おうとしない。

集団は2列となり、
昼間に降り積もった雪の中をゆっくりと進んで行った。

いつもならば、世間話の一つでもしながら
にぎやかく進んでいくのに、
この日に限って皆うなだれ、
小さな声でお経のようなもの呟いている。

あまりの静かさに、Sさんは足音を立てるのすら憚られ、
妙に息苦しい雰囲気を感じた。

お宮参りには母も参加しているはず。

Sさんは、最後尾から母親の姿を探してみた。

が、先頭にでもいるのか見あたらない。

周りの人も見覚えはあるのだが、
どこの誰なのか判らない、それに何か引っ掛かる。

そのうち、列は社と家との分かれ道にさしかかった。

一言挨拶してこの列から離れるか。

しかし、Sさんは声を発して
この人達の注意を自分に向けさせるのは、
何故か怖ろしいことのように感じたという。

このままお宮までついて行って、
母と帰ってくるか…などと考えていると、
Sさんの斜め前を歩いていたおばあさんが急に振り向き、
人差し指を口に当て、無言のまま

『しーぃ…(静かに)』

というかっこをした。

そして、列から離れるよう手振りで示した。

そのままSさんはゆっくり列から離れ、
その行列が社の方角に進んで行くのを見送った。

列から離れる時、
おばあさんはSさんに向かってにっこり微笑み、
Sさんも懐かしさを感じながら会釈した。

そこではじめてSさんは、
誰も足音を立てていなかった事、
誰も懐中電灯を持っていなかったのに、
行列全体がぼんやりと薄明るかったことに気がついたという。

家に帰り着いたSさんは、
お宮参りに参加しているはずの母親が居たことに驚く。

更に驚く事に、
回復祈願の当人が手術中に死亡した為、
お宮参りは中止になったというのだ。

お宮参りはなかった。

では、私が出会ったあの行列は何だったのか?

そこまで考えた時、Sさんはあっと声を上げた。

歩いていた最中に感じた引っ掛かたもの。

あの行列の真ん中辺りにいたのは、
この夜手術中に亡くなった人ではないか!

そして、Sさんに
こっそり列から離れるように指示してくれたおばあさんは、
Sさんが子供の頃、Sさんを孫のように可愛がってくれた
近所のおばあさん(故人)だったそうな。

そして、あの行列が向かっていった先には、
たしかに神社もあるが村の墓地もあるという。

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2019.12.21|Genre:|Thread:恐怖の体験話コメント(0)トラックバック(0)Edit
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