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知人が部屋を探していた時の話。 - 超怖い話 実話

知人が部屋を探していた時の話。

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知人が部屋を探していた時の話。

不動産屋に、駅から近くて安い物件を勧められた。

「こちらです」

と案内されてその部屋に入った途端、
嫌な雰囲気を感じたそうだ。

でもとにかく安いし、
早く決める必要があったのでそこにした。

住んでいても多少雰囲気がおかしい位で何も起こらない。

……と思っていたが、
そのうち妙な事に気がついた。

知人が引っ越したのは真冬だったが、
出かけようと玄関に置いてある靴をはくと、
どんなに寒い日でも、靴の中がいつも生暖かいのだ。

多少気味悪く思ったが、
特に害もないので無視することにした。

しかし、知人は結局そこを引き払った。

その部屋は洗面所のドアを開けていると
鏡に玄関が映るのだが、
ある朝歯を磨いていると、
鏡に映った玄関に白っぽいものがあったという。

よく見ると、それは手首だった。

靴から女の手首が出ていたのだ。

ぎょっとして振り返ると、
すっと手首が靴の中に引っ込むのが見えた。

今まで靴が生暖かかったのはあれのせいか、
あの手首はずっと靴の中に棲みついていたのか。

そう考えたら気持ち悪くて住んでいられなくなったそうだ。

その部屋があるマンションは今もある。

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2020.03.24|Genre:|Thread:恐怖の体験話コメント(0)トラックバック(0)Edit
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