子供の頃、
弟と『宝探し』という遊びをしていた。
片方が宝物(ただの鞠)を部屋の中に隠し、
もう一人が探すってだけの遊び。
そのときは弟が隠す番で、
私は部屋のドアの前で待ってた。
「もういいよ」
と言われたので、
入って探すんだけど、全然見つからない。
そんな広い部屋じゃないのに。
仕方なく「降参」したところ、
弟は押し入れに入って行った。
押し入れなんて一番に探したんだけど?と思ったら、
弟が
「無くなっちゃった…」
弟の話では、
見つからないように押し入れの奥へ隠そうと、
どんどん奥へ進んだ。
こんなに広かったっけ?って思ったら、
突き当たりに扉があった。
開けたら洗面所の戸棚から出られたから、
繋がってるんだと思った。
(位置的には合ってる)
部屋の外に隠すのはルール違反だから、
扉を閉めて、扉の前に宝物を置いた。
でも今取りに行ったら無かった。
どうしよう?
と言うことらしい。
私も押し入れに入ったけど、
奥に扉なんか無かった。
洗面所に行って戸棚をあけたら、
宝物は入っていた。
勿論、洗面所の戸棚も調べたけど、
隠し扉は無かった。
あれは何だったんだろうね?と、
20年以上経った今でも話題になる。
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2020.03.25|Genre:
謎|Thread:
恐怖の体験話|
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