fc2ブログ

私が関西にいた頃、 - 超怖い話 実話

私が関西にいた頃、

IMG_1463.jpg

私が関西にいた頃、
行きつけの飲み屋さんで
某大手私鉄の運転手さんと仲良くなった。

その人から聞いた話しである。

列車には、車と同じように
車両毎に異なった番号が付けられる。

関西では4桁が基本らしく、
古い物から1000→2000→3000と
タイプ別に付けられるらしい。

これが俗にいう『○○系』という訳だ。

そして更に、ある決まりがあるという。

その決まりとは、
3000の次は5000になるという事だ。

私は冗談めかしに

「4(死)の番号を避けてる?」

と聞いたら、返答は

「その通り!」

だった。

そして

「人の命を預かってるからね。」

と付け加えた。

科学や技術が進んだ現代でも
『縁起担ぎ』があるのだと思った。

ただ、それ以外では4も使うとの事だった。

その人はまぁまぁベテランで、
人身事故等も経験している。

人がホームから飛び込む時は、
「エイッ」とジャンプしてくるものではないという。

そして、通過する駅でスピードを出していても、
事故に遭いそうな時は何か違和感があるらしい。

飛び込もうとしている人を
何かが招いているといった感じだ…と言っていた。

だから、フワーッと
何かに引き寄せられるように落ちてくるという。

遺体の処理は、警察が来ても触らず、
鉄道会社の職員が行うと言っていた。

その方法とは、
………………[ピーーー]…………[ズギュンズギュン]………………
である。

そして遺体搬送が終わると、
列車を車庫へ入れる。

事故車は直ちに検査を受け、
必要に応じて修理や部品交換が施され、
見た目には事故車と判らなくなるらしい。

しかし、列車の番号は変わらないため、
その番号がずっと記憶に留まるとの事だった。

車庫には沢山の線路があるが、
一般には公表されていない
人身事故を起こした車両専用のレーンがあるという。

その車両は、そこで一定期間『休車』として
置かれると言っていた。

その後、神主により御祈祷が行われ、
試運転をした後にダイヤに戻るとの事だ。

また『縁起担ぎ』かと思ったが、
そうしなければその車両は続けて人身事故を起こすそうだ。

どこまで本当の事かわからないが、
現代科学では解明されない『何か』があるのだろう。

今、貴方が利用している列車が事故車でない事を祈る。

仮に事故車で、もし御祈祷を受けていなければ、
それは人智の知る由ではないかもしれない……。

関連記事

スポンサードリンク

タグキーワード
2020.04.29|Genre:|Thread:恐怖の体験話コメント(0)トラックバック(0)Edit
コメント
非公開コメント

トラックバック
Copyright © 超怖い話 実話 All Rights Reserved.
当サイトのテキストや画像等すべての転載転用・商用販売を固く禁じます