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俺は頭を抱えていた。 - 超怖い話 実話

俺は頭を抱えていた。

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俺は頭を抱えていた。



お袋が部屋に入ってくる。悲鳴を上げて出て行く。なんだっての。
兄貴が部屋に入ってくる。目を剥いて倒れた。おいおいおい。
親父が部屋に入ってくる。泡を吹いてドアを力任せに閉めやがった。



家族はみんなとち狂ったのか?



窓から外を眺める。



今日はいつにもまして空が高いなあ。





【解説】



















文字通り首を斬って

『頭を抱えていた』



誰かの死体の首かと思ったが、

そうなると兄が目を剥いて倒れたり、

父が泡を吹いたりなどはちょっといきすぎなのではないか…と思う。



まぁ、私なら生首を見ただけで失神しそうだが…



この兄と父も私みたいな小心者だったのだろうか?



それもあるかもしれないが、

おそらく抱えていた首は他の誰かのものではなく、

語り手のものだったのだろう。



『今日はいつにもまして空が高いなあ』

は物理的に頭を抱えているから

空が高く見えている。



…自分の頭を抱えている語り手なんてみたら

そりゃ卒倒しますわ…

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2020.05.06|Genre:|Thread:恐怖の体験話コメント(0)トラックバック(0)Edit
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