昔体験した気になる事。
確か5月か6月頃の平日、
知り合いの兄ちゃんに連れられて、
江ノ島方面へ釣りに行った時の事。
徹夜で釣りしてたんだけど全然釣果が無く、
場所を代えて寂れた漁港みたいなとこで粘ってて、
昼過ぎた辺り。
兄ちゃんは、
釣れないのと運転疲れで仮眠という名のふて寝中。
俺の方はいろいろな釣り方試そうとして、
前の仕掛け片付けてると、
ガリガリっていう鉄を削るような音が。
音がした方を見てみると、
古そうな車が船を止めるロープを結ぶ出っ張り(R状のアレ)を
車の腹で擦って立ててる音だった。
おいおい擦ってる擦ってるって突っ込もうと運転席見たら、
老夫婦が真顔で乗ってる。
ナンバー見たら札幌ナンバー。
この人達こんな所に来てまで何やってるんだ?
てか、まだ擦り続けてるし。
何かしらの珍事が発生していると認識し、
兄ちゃんに報告に行くと、
兄ちゃんは既に起きていて、
忌ま忌ましげに例の車を時折睨みながら道具を片付けていた。
「おいっ、ボン(俺の事)もう帰るぞ」
と、片付け終わると直ぐさま帰宅。
その頃にはもう例の車は動いてなかったんだけど、
車降りて確認とかせずに相変わらず二人して座ったまま。
帰り道、なんで急いで帰るのかと聞くと、
「ああいうのが出てくると、今日はもうダメなんだよ。
あと帰り上混むし」
と言って、この話はこれで終了しました
翌日のニュースには、
車が海に飛び込んだといった事件は無かったと思います。
最近になってこの話を思い出したんだけど、
本当にそういう伝承があるのか知りたくて書き込みました。
それとも、単に帰りの首都高の渋滞が面倒になって話作ったんですかね。
兄ちゃんとは何年も前から音信不通なので、
本人に聞くことは出来ません。
ちなみに、兄ちゃんの職業は的屋で、
出身は四国だったと記憶しています。
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