[超怖い話 実話]交差点の幽霊 - 超怖い話 実話

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[超怖い話 実話]交差点の幽霊

超怖い話 実話 長編

歩いていると「うあっ!」連れが突然声を上げた。

「な、何? 急に・・・」驚いて立ち止まった。

バイトの帰りで、大通りの車が行き交う交差点に差し掛かったところだった。

「ほら! あれ! あそこ。見えない?」そう言って交差点の反対側の方を指差した。

またか・・・と思った。

その子は霊感が強いらしくて、良く「見える」子だった。

一緒にいる自分には全く見えないし、何も感じられない。

この時も同じだった・・・

「うわっ!駄目だ!あれはヤバい!!早く行こう!!」

その近くには花が飾られてあった。


IMG_1472.jpg


そんなにヤバいのかと思ったが、勝手に状況に見切りを付け、その子はどんどん先に進んで行った。

早足で追い付くと、尋ねた。

「なに?なにが見えたの?」

「・・・車道の真ん中に人が倒れててでも、クルマは止まんないでばんばん走ってて、それを通り抜けたりしてる ・・・よく見たら上半身だけだった・・」

「それって、下半身が消えてるってこと?」

「消えているって言うよりか、千切れてるって感じだった。じーっと見てたら目が合って・・・」

「それって、ヤバいの?」

「もの凄くヤバいヤバい!!憑かれるかもしれない。」

「え~!!本当?ソレ・・」

「早く離れなきゃ。行こ行こ。」

そお言って、早足で地下鉄の入り口へ向かった。

駅前で夕食を食べて、一人暮らしだったその子は、自分の部屋に帰るのは怖い、と言いはじめたので近くの居酒屋に飲みに行った。

「・・大丈夫だよ、大分時間もたってる事だし」

いつまでも部屋に戻りたがらないので、説得をした。

自分も早く帰らなければ、明日も朝からバイトがあるからだった。

「あれから電車で移動したし、憑いてる感じはないから大丈夫とは思うけど・・」

やっと家に帰れる雰囲気だったので、逃げるように帰り、自分の部屋に戻ったのは0時を過ぎていた。

その日もバイトで疲れ切っていたので、すぐに布団へ入った・・

 ” ♪♫・・・・”

その時、携帯電話が鳴った。

携帯には、さっきまで一緒にいた子の名前が出ていた。

「はい。もしもし。」

「もしもし・・やっぱり部屋の周りが重い感じで・・・多分いるかも・・」

「大丈夫だよ!! 明日早いし、ごめん。そっちには行けないよ」

そう言って電話を切った。

それからしばらくして、うとうとしていた所に又電話が鳴った。

眠いので放っておくと電話が切れた。

ようやく寝入ったところで、又電話がかかってきた。

無視しようか迷ったが、一応出た。

「どした?」
「これから、そっちへ行く・・」

言い終わると、いきなり切れた。

時刻は深夜1時過ぎ。

眠くてしょうがなかったが、何かあったのかと思い、気になっていたので、物音がした時は、うっすらと目が覚めた。

自分の部屋のすぐ横にある階段を上る音だった。

ああ・・・

今来たんだ・・・そう思って時計を見ると、明け方の4時20分だった。

何やってんだろ・・・・?

うんざりして、布団を出た。

まだ階段を上がっている・・・2階の部屋まで ゆっくり ゆっくり と・・・

慌ててきたから、怪我でもしたのかな?

少し心配になったので、部屋のドアを開け階段の方を見た。

階段は部屋の前の通路と直角になっていて、ドアからは見えない角度。

” ズル・・・ベタン・・・ズズズz・・・”
ゆっくりとした音が階段の方から聞こえてくる。

階段を上がる靴の音ではない・・

何か重いものを引きずるような音・・?

暑くもないのに、冷や汗が出た・・・

階段を上がっているのは、本当にあの子なのか?

ぺタン・・・ズズッ・・・ズッ・・

音がどんどん近づいてくる。

腕だけで体を引っ張り上げるとこんな音が・・

部屋の中に入るのも忘れて、階段を登りきった角の所をただ見つめていた。

ズズッ・・ズッ・・ぺタン。

通路の床の上、ゆっくりとした動作で白い手が現れるのが見えた。

勢いよくドアを閉め、震える手でカギをかけると、布団を頭からかぶった。

耳を澄ます。

 ”ズズズ・・・”

その音は部屋の前で止まった。

布団の中で、知っている限りのお経を唱えた。念じながら・・・

どれくらいの時間そうしていたのか、分からなかった。

外が静かになったので、そっと開けた布団の隙間から、朝になっているのが見えた。

と、ドアの新聞受けが、カタン、と軽い音をさせた。

新聞屋が来た!涙が出そうなくらい安心した。

ズル・・ドサッ

玄関の方で、重い肉が落ちるような音がした。

あれ?新聞じゃない・・・?

入って来た!入って来た!入って来やがった!気が狂いそうになった。

なんで、あんな細い隙間から入ってくるんだ!

ブルブルと震えるしかなかった。

ズ・・ズル・・何かが床の上を這っている。

ズズ・・・ズル・・音がどんどん大きくなって近づいてくる。

助けて!助けて!

布団の端がめくれ上がるのがわかった。

魚の腐った様な生臭い臭い。

何ものかの気配が目の前に・・

今、目を開けたらだめだ!! とおもいつつ、つい目を開けてしまった・・・

見えたのは、ボンヤリと赤っぽい色、それが目の前に拡がっていた。

何だろ・・?

そう思った瞬間、ピントが合った。

目の前2センチのところに・・・

髪の毛と肉と黄色い脂が入り交じり、グチャグチャになった顔があった。

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2018.05.14|Genre:|Thread:恐怖の体験話コメント(0)トラックバック(0)Edit
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