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東京の某署に勤務する刑事の私。 - 超怖い話 実話

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東京の某署に勤務する刑事の私。

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東京の某署に勤務する刑事の私。



今日は先日起きた殺人事件の第一発見者に話を聞きに
彼女の家までやってきた。



第一発見者の彼女、
実は銃で撃たれて殺された被害者の奥さんでもある。



彼女は事件当時、
殺害現場である自宅にいたのだが
事件にはまったく気づかなかった。



普通ならここで怪しむべきだが、
今回は気づかなかった事こそが普通だった。



なぜなら彼女は耳が聞こえないから。



「去年まではね、
この耳もちゃんと聴こえてたんですよ」



なるほど、だからか。



耳が聴こえないときいていたので
喋ることもできないのかと思ってたけど、
耳が聴こえないとは思えないほど綺麗にしゃべっている。



「耳が聴こえてればすぐ事件に気付いていたのに…。
事件があったっていう時間も
こうしてこの縁側でお茶を飲みながら庭を眺めてたの。
犯人を逃してしまったのは全部私のせいだわ…」



『そんな事ありませんよ。』



慰めの言葉を紙に書いて彼女に渡したその時、
向かいの家がリフォームでもしているのか
工事の音が鳴り響いた。



なるほどね、
この音じゃ耳が聴こえてたとしても
ちょっと銃声はわかりづらいかも…。



彼女は声を少し大きくして言った。



「風が強くなってきましたね。
中で話しましょうか。」





【解説】



















第一発見者の彼女は耳が聞こえていないはず。



しかし、

『家がリフォームでもしているのか工事の音が鳴り響いた。』

『彼女は声を少し大きくして言った。』

と、工事の音が鳴り響いたことで

声を大きくしたようだ。



となると、彼女は工事の音を聞くことができる。



にも関わらず、

耳が聞こえていないというのであれば、

彼女はウソをついていることになる。



彼女が犯人だからウソをついているのだろう。





耳が聞こえているのかどうかって

自己申告で信じるだろうか…



きちんと病院に通っていて

「カルテ開示」まで行っていた?



『去年まではね、
この耳もちゃんと聴こえてたんですよ』

と、耳が聴こえていたのは去年まで。



一年くらい耳が聞こえない状態であれば

綺麗に話すのは難しいのではないかと思うのだが、

どうなのだろう…



耳栓をつけている状態で会話すること自体

結構難しいと感じているのだが…。



実際に耳が聴こえない生活をしたわけではないのでわからないが、

綺麗に話すのはなかなか難しいような気がする。

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2020.06.06|Genre:|Thread:恐怖の体験話コメント(0)トラックバック(0)Edit
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