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[怖い話] 存在しない見えない人間 実話 短編 - 超怖い話 実話

[怖い話] 存在しない見えない人間 実話 短編

怖い話 実話 短編


私の家には存在しない家族がいます。

その架空の存在しない人間宛てに、雛人形のダイレクトメールが届いたことが始まりでした。

宛名の住所と名字は我が家のもので合っています。

家族は、両親と兄、私、弟です。

私とは数年ズレて雛人形のDMが来たことから、我が家の誰かと間違っているわけではないようです。



IMG_3574.jpg

その人間も年々成長するらしく、小学校入学時にはランドセルや学習教材のDM

英会話教室や子供用保険の電話勧誘、中学や高校生になるとそれ相応のDMやハガキなどが届きました。

電話での勧誘の際、母がよく

「 うちには、その様な年齢の子供はいないんですけど ・・・」

と伝えましたが、相手側は断り文句程度にしか思わないのか、その後も電話は定期的にかかってきました。

我が家にとっては、存在しない家族である人間ですが

長いこと連絡がくると、不思議と親近感が沸き

目には見えないけれど存在はしているような錯覚を覚えています。

今では電話がかかってくると

「今はいません」等と対応するようになりました。

昨年我が家には振袖のDMが大量に届きました。


無事成人したようです。



怖い話 ★★★☆☆

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2018.08.21|Genre:|Thread:恐怖の体験話コメント(0)トラックバック(0)Edit
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